日本の島の数は、どんどん増えているようです。


1946年に、日本の島の数について、初めて海上保安庁から発表されました。
その数は、2394島でした。

当時は、アメリカ軍の占領下にあり、特に小笠原諸島や南西諸島は、日本の島とは扱われていませんでした。


1969年、日本の島の数は、3922島まで増えます。
これは、小笠原諸島や南西諸島が、日本の島として数えられるように変わったためです。
この時点では、沖縄県の返還(1972年)はまだですが、島の数としては、沖縄県の島も日本の島としてカウントしています。


1982年、日本離島センターが、日本の島の数を4917島と発表しています。


1987年、海上保安庁は、日本の島の数を、6852島に修正します。
これは、周囲が100m以上の陸地を「島」として、数え直した結果が反映されています。


2023年2月13日に、暫定ではありますが、日本の島の数を、14125島と発表しました。
周囲100m以上の陸地に加え、領海や排他的経済水域に関係する島等の法令に基づく島を含め、カウントし直したようです。


それにしても、77年前から、島の数が6倍になるとは、面白いですね。
同時に、ちょっと情けないですね。
島の数も、まともに確認できていないと言うか、島の定義も曖昧とは・・・

チョコの数だけ数えて、島の数を数えていなかったのでしょう。
 



ちなみに、人が住む島は、2015年時点で418島(国勢調査)だそうです。
ただ、2010年時点では、住民基本台帳によると303島(国勢調査では305島)となっており、僅か5年でこんなに増えるとは考えにくいところです。
島の数と同様に、いい加減な印象を拭えません。

日本では、湖の中の島で有人島は、琵琶湖に浮かぶ沖島だけです。
270人ほどが暮らしているそうです。