豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (風の谷の生活)

<<豊葦原中津谷のニニギ>>

「なぜ、この谷のように暮らせぬのか」
腐海という危機を前にしても戦争に明け暮れる諸国を、ユパはこう嘆いています。
現在の地球が置かれている状況は、この台詞に表されているように思えませんか。
ならば、風の谷のように暮らしてみよう。
私なりの解釈の元、片田舎で自給自足型農業を始めることを決意したのです。

ここからは、具体的な手法を書いていきます。
まずは、歪を知る手掛かりを得るための研究です。


これまでは、地震の前兆現象は非常に微小だと言い続けてきました。
ですが、歪によって引き起こされる現象は、小さなものとは限りません。
ただ、日々の変化量は、非常に微小な変化となります。

では、どうすれば、歪の量を教えてくれる現象を見つける事ができるのでしょうか?
論理的に探すのは、簡単ではありません。
なのて、論理的に探すのは専門家に任せましょう。
我々アマチュア研究者は、手当たり次第に調べるしかありません。
大事なのは、本当に歪の量を示しているのか、キチンと調べる事にあります。

本当に歪の量を示しているのか、どうすれば分かるでしょうか。
次の三点を満たしていれば、歪を表していると考えてよいと思います。


1.地震発生時に大きく変動していること

ほぼ一定の状態から、地震発生と同時に一方向に数値が跳ねる。
跳ねた後、その値を維持する。
近隣の基準点と同じ動きをしている。


2.平常時はゆっくりと一方向に変動すること

日々の変化は、観測不可能なほど小さい。一年程度でようやく観測可能となる。
変化の方向は、地震発生時とは逆方向で変化しない。
電子基準点のデータから推測される歪の変化と近似している。


3.観測値の場所における解像度がある

震源が浅い地震が発生した場合、震源域と震源域の外側で明らかに異なる観測値になる。
少なくとも、5kmより細かく観測できること。
 

どれか一つだけでは、偶然だと考えるべきです。
また、一度の地震で判断するのは、絶対にダメです。
二度目は、一度目より高い精度で一致していなければ、三度目まで待つべきです。
三度目が二度目より成績が下がったなら、ホンモノではないと断定して良いでしょう。
気に入らないなら、四度目まで待っても構いませんが、良い結果は得られないでしょう。
仮に、良い結果だったとしても、4回の内の2回しか真っ当ではなかったことになるので、
更にもう一度待つべきです。


次回は、具体的な例を示して説明したいと思います。


-地震予知研究の手引き(研究手法2)-

「地震予知はできている」と言う人々の多くに共通する前兆に関わる主張は、
大きな地震は強い前兆が現れる」というものです。

何も考えなければ真っ当な主張に聞こえますが、よくよく考えてみると不思議な主張です。


地震の規模は、震源域の広さで決まります。
大きな地震は、広い震源域が必要です。
ですが、震源域は、地震による岩盤の破壊が進んだ範囲であり、地震が収まるまで震源域は
確定しません。
前兆現象は、震源域が確定する前に起きる現象ですから、地震の規模が決まる前に地震の
規模を示すかのように前兆現象が起きるのです。
大きさが決まる前に大きさを伝えてくるとは、酷い矛盾です。


震源域は歪が溜まっている場所だから、歪が大きな場所で前兆が起きるなら矛盾しない
こんな主張もあるでしょう。
ですが、果たしてそうなのでしょうか。

単純に、歪が大きな場所で前兆現象が起きると仮定した場合、歪は数十年から数百年かけて
溜まるので、前兆現象も何十年もかけて徐々に強くなっていくはずです。
地震発生の直前に、突如として前兆現象が出るはずがありません。
また、歪がある臨界点を超えた時に前兆現象が起きると仮定しても、広い震源域で均質に
歪が溜まるはずがないので、臨界点を超えた地点だけが前兆現象を起こすことになります。
これでは、前兆現象は地震の規模に比例することはありません。


大きな地震の前には、広い震源域全体で同時に前兆現象が起きる
そんな風に考え始めると、科学ではなく、ちょっとしたオカルトの世界です。
広い震源域で同時に前兆現象を起こすには、何らかの信号で、震源域全体がタイミングを
計る必要があります。
しかも、信号を受け止めて前兆現象を起こすのは、震源域内に留まらなければなりません。
これって、御都合主義の考えです。

例えば、東日本大震災では、震央から震源域の端まで250km程度あります。
もし、東日本大震災で、その規模に相応する前兆現象があったとするなら、何らかの信号は
250km先まで届いたことになります。
そうなると、熊本地震の前兆は、熊本を中心に半径250kmの範囲に届いたことになり、
九州地方全域、四国地方の大半、中国地方の西半分がその範囲内に収まります。
ということは、この領域内で歪が溜まっている場所は全て前兆現象を起こしてしまうので、
前兆現象の規模は、実際に起きる地震の規模よりはるかに大きくなってしまいます。


大きな地震の前には強い前兆現象が起きると思い込むことは、前兆現象を探す上で障害に
なってしまいます。
地震予知研究を行う上で、時期を示す前兆現象は地震の規模に比例しないと理解しなければ
なりません。

「前兆現象の強さと地震の規模は比例する」と信じて疑わない偽地震予知研究者を、
私達は笑ってあげましょう。


-地震予知研究の手引き(研究手法1)-

いよいよ次回から、地震予知研究の手引きも最終段階に入ります。
その前に、少し息抜きをさせてください。


ここまで読んで下さった方は既にお感じの事と思いますが、アマチュア地震研究と言っても
誰でも地震予知研究ができるわけではありません。
何がしかの研究者か、特殊な測定機材を日頃から使用されているエンジニアでなければ、
地震予知研究は難しいと思います。
理由の一つは、対象となる現象を測定する手段を、一般人は持ち合わせていないからです。


「いやいや。動物は鋭敏な感覚を持っているから、動物の観察で予知も不可能ではない」
そう考える方もおられるかもしれません。
ですが、鋭敏な感覚を持っているのは、人類も同じなのです。
例えば、人類の目の能力は、動物の中ではかなり優れている方です。
哺乳類の中では、人類の視力は最も良い方に分類されます。
暗がりでの視力も、動物の中では優れている方です。
見える波長も広く、特に波長が長い光に対する視力が優れています。
動物園に行くと、夜行性の動物の観察室は、赤色灯が点いています。
赤色灯は、動物にとって赤外線に相当し、彼らには見えませんが、人類には見えるのです。

また、人類は、犬や猫よりも低い周波数の音に敏感です。
地震動の周波数は低いので、犬や猫より人類の方が感じやすいと思われます。


人類には感じない現象でも動物には感じられると妄信する事は、研究者としては失格です。
論理的に考え、結果と推論との関係が妥当なのかを考えていくことが、大切だと思います。

地震予知研究の一助になるよう、アマチュア研究者の方々の活躍を期待しております。



-地震予知研究の手引き(コーヒーブレイク2)-

1.亀裂が始まる最も初期段階を捉える

これは、現象が存在する事がほぼ間違いないので、技術的な問題が残っているだけです。
技術の進歩と共に、確実に進歩するはずです。
それだけに、アマチュアの出る幕はなさそうです。
また、多少の進歩では、秒単位の成果しか得られません。
これも、アマチュアには旨味はありません。
一方、技術屋目線では、費用と時間さえ与えられるなら、面白そうな挑戦に見えます。
技術面の実力が確実に結果に繋がるので、技術屋の端くれの私には興味の湧くところです。


2.地震が始まる前の前兆を捉える

アマチュア研究者の典型的なアプローチが、この手法でしょう。
ですが、前兆があるとの保証はなく、あるとしても非常に微小な現象だろうと思われます。
また、理論的に前兆現象を見つけ出すことも、至難の技と思われます。
それゆえ、前兆が見つからないリスクが問題にならないアマチュア研究者こそ活躍できる場
なのかなと思います。
ただ、何度も繰り返しますが、自動車のエンジン程度でも再現できるような小さな現象で
あることは間違いないでしょう。


3.地震を引き起こす引き金を探す

これは、例えば月の潮汐力が地震を引き起こす引き金になっているとの考え方です。
有名なところでは、月や太陽、惑星の潮汐力、低気圧や大気重力波等の気象現象、地磁気や
太陽フレア、人工的な振動、周辺の地震等、色々あります。
この手法の問題は、地震との関係を見つける難しさと、地震の予知方法に結びつける難しさ
があります。
ですが、この手法も、アマチュア研究者に都合が良いところがあります。
前兆と同じで、地震を引き起こす事象があるとの証拠はありません。
また、理論的に導くより、統計的に見つける方が適している点でも、アマチュア研究者の
研究テーマに適しています。


次回は、更に突っ込んだ内容になる予定です。
 

-地震予知研究の手引き(コーヒーブレイク1)-

地殻の歪の測定方法が確立したら、いよいよ地震の発生時期を推定する方法です。


過去の地震予知では、歪が限界に達した時に地震が発生するとして、歪の量の観測に力を注いできたようです。
ですが、この方法では、僅か1%の誤差でさえ、最短でも数ヶ月、どうかすると数100年の誤差になります。
ある程度の周期性を持つタイプの地震でさえ、発生周期はかなりの幅を持って変化することから、地下の状態には大きな差があると推測されます。
逆に言えば、小さな誤差で歪の量(限界までの量)を予測することは、不可能に近いと言えます。
そうであれば、正確な地震予知は不可能です。
これこそ、ゲラー氏が言っていることです。

ならば、どこに地震予知の隙間があるでしょうか?

大きく分けると、以下の三点だと思います。
一つめは、亀裂が始まる最も初期段階を捉えることです。
ですが、非常に微小な現象を捉える必要がある上、そこから地震発生までの時間は短いので、緊急地震速報と同類の役割に止まります。
二つめは、地震が始まる前の前兆を捉えることだと思います。
前兆が見つかれば、地震予知は一気に進むでしょう。
ですが、前兆があるという保証はどこにもありません。
三つめは、地震を引き起こす引き金を探すことだと思います。
地球は、色々な外乱が入っています。
その中の何かが、地震を引き起こしている可能性があります。
ただ、外乱が地震を引き起こしている保障もありません。

次回以降に、詳細を書いていく予定です。


-地震予知研究の手引き(地震発生時期の推定方法2)-

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