豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

<<豊葦原中津谷のニニギ>>

「なぜ、この谷のように暮らせぬのか」
腐海という危機を前にしても戦争に明け暮れる諸国を、ユパはこう嘆いています。
現在の地球が置かれている状況は、この台詞に表されているように思えませんか。
ならば、風の谷のように暮らしてみよう。
私なりの解釈の元、片田舎で自給自足型農業を始めることを決意したのです。

                              いむたかつみ

厚生労働省は、『医師の働き方改革』をめぐる時間外労働の上限規制について、例外として年1860時間まで認めることを決めました。


働き方改革で一般の労働者は4月から新しい残業規制が実施されます。これとは別に、医師は5年後から別の規制が適用されることになっていましたが、時間外労働の上限を年960時間とすることが、28日の専門者会議で決まりました。
この決定には例外があり、医師が不足している病院では年1860時間まで認めることになったのです。

年間の休日は、年間52週×2日(土日)+16日(祝日)=120日です。
年間平日は、365日-120日=245日ですから、245×8時間=1960時間が定時間です。
これに残業制限の1860時間を加えると、年間の就労時間は3820時間になります。
3820時間は、凄まじい時間です。
徹夜で働いても、休憩時間は含まれないので、就労時間は20.5時間にしかなりません。
3820時間は、186日間の徹夜に相当するのです。
1860時間は、事実上の無制限と言っても良いでしょう。


一般労働者の残業時間の上限は、年間720時間です。単純な月平均は60時間です。
医師の標準の残業時間の上限は、年間960時間です。月平均は80時間です。
医師の残業時間制限の例外値は、年間1860時間です。月平均は155時間です。
はっきり言って、月平均155時間は、無制限と同じです。

残業時間上限の月平均時間を一般道の制限速度に置き換えてみましょう。
一般労働者は、60km/hです。これは、一般道の法定速度と同じです。
医師の標準の残業上限は、80km/hです。これは、緊急自動車の制限速度です。
医師の例外値は、155km/hです。これは、一般道で出せる速度ではありません。
事実上の速度無制限です。


なぜ、事実上の無制限とも言えるような例外を認めることになったのでしょうか。
その背景には、地方の医療現場の現実があります。
医師が不足し、既存の医師が残業で穴埋めしているのです。そのため、医師の残業時間が非人間的なレベルにならざるを得ないのです。
ですが、考えてみてください。
医師不足は、医師の責任でしょうか?
違いますよね。
医師不足の責任は、厚生労働省にあるのです!
その責任のツケを払わされるのが、地方の医師なのです。
この状況は、太平洋戦争中の政府と兵士との関係に似ていませんか?
無責任に開戦し、戦局が厳しくなると国民に特攻を命じた当時の政権と同じに見えます。

厚生労働省の関係部署の方々が、
今回の決定を「やむをえなかった」と考えているなら、許されません!


年間1860時間の残業は、命懸けのレベルです。
「医師に特攻を命じた!」 との認識を持って頂き、
段階的でも良いので、早急に改善策を実施して頂きたいと思います。

水温21以上で動物プランクトンが死ぬ率が高くなるとの研究が発表されたようです。
英スウォンジー大学のカム・タン教授、東京大学高橋一生(たかはしかずたか)教授らの研究グループは、日本沿岸の動物プランクトンは、海水温が21度を超えると急激に死にやすくなることを確かめたそうです。
(ちょっと疑問を感じる内容ですが・・・)


研究概要てすが、2013年5〜7月に、瀬戸内海、浜名湖(静岡県)、相模湾(神奈川県)、東京湾、大槌湾(岩手県)で動物プランクトンを採取して調べたところ、これらの海域に多い「カイアシ類」では、平均4.4~18.1%、最大53%が、水中で死んでいたことがわかったそうです。更に、動物プランクトンの死骸の半分ほどは、海底に沈んで堆積することもわかった。
死骸が堆積せずにバクテリアによって分解されれば、ふたたび栄養の元として役立つことになるが、堆積してしまうと、この栄養分の循環から外れてしまうそうです。海中の食物連鎖は、植物プランクトンの作り出した栄養分が、動物プランクトン、小さな魚、大きな魚へと受け継がれるが、海水温の上昇で、この連鎖が動物プランクトンの部分で貧弱になり、植物プランクトンの栄養が十分に魚に届かなくなる可能性もあると高橋氏は指摘しているそうです。
れとは別に、「アカルチア属」は、水面から底近くまでの平均水温が21度を超えると、死骸の割合が水温の上昇とともに急激に増えることもわかったそうです。
日本近海は、海水温の上昇ペースが世界の平均より速いそうで、大槌湾のあたりでも、夏の平均水温は21度くらいになっていると言います。




二ュースソースを元にしている(記者の素人コメントが含まれている?)ためかもしれませんが、この研究には疑問が多々あります。
温暖化による様々な懸念を示してきた私ですが、正確な情報を基にした議論をしたいと考えており、自己の都合に合わせた情報の取捨選択は行いたくありません。
なので、本件の中から「正しい」と思われる情報と、「間違っている」または「根拠がない」と思われる情報に分類しておこうと思います。



まず、調査海域ですが、海底まで光が届くような浅い海を対象としているようです。
調査海域が概ね内湾であること、「水面から底付近までの水温が21」とあり、底付近の海水温も高いことを示しているので、浅い海と思われます。

次に、プランクトンの死骸の半分が海底に沈むことを問題視していますが、海底に沈む比率を明らかにしたのでなければ、研究価値はありません。
以前から、プランクトンのかなりの割合が、マリンスノーの形で海底に沈むことは知られていました。
また、海底に沈んだプランクトンの死骸は、底棲の生物の栄養源になったり、湧昇流で海面付近に上がって表層の生態系に戻ることも、以前からよく知られていました。
調査対象となった浅い海では、海底まで表層の生態系に組み込まれていますし、海が荒れれば海底でも海水が揺さぶられ、表層との間で循環します。
プランクトンの死骸が海底に沈むこと自体は、ほとんど問題でありません。

三番目に、浮遊する動物プランクトンが高い比率で死んでいることが何を意味するのか、曖昧になっています。
記事では、水温の影響で動物プランクトンが死ぬ率が高まっているとしていますが、他の要素が多過ぎて、何も見えてきません。
動物プランクトンは、元々泳力が弱く、表層の海水と同じ浮力で漂っています。死んでも、直ぐには浮力が変化しないので、簡単には沈みません。ですから、海水中には、一定割合の死骸が含まれるのは当たり前です。
水温の変化や水温が異なる環境で、死骸の比率が変わるなら、新たな知見になると思いますが、この記事からは読み取れませんでした。

仮に、死骸の比率と海水温との間に相関があるとすると、次のような要因が考えられます。
 1.海水温によって、世代交代の周期が短くなる。
 2.海水温によって、バクテリアの分解の早さが変わる。
 3.海水温によって、動物プランクトンの死骸の沈降時期が変わる。
 4.動物プランクトンの棲息条件の中で、海水温が強い要素となっている。

他にも沢山あるでしょうが、私が思いついたのは、これくらいです。
「4」は、話題にしている研究が主張する内容です。
この中で、「1」は解説が必要かもしれません。
死骸の比率は、寿命と浮遊期間の比率[(寿命+浮遊期間):浮遊期間]です。研究対象のカイアシ類は、1世代で1回の産卵ですから、孵化から産卵まで(寿命)が早くなれば、浮遊期間に対して寿命が短くなり、死骸の比率は高まります。
カイアシ類は抱卵する種もあるそうなので、孵化から産卵までを寿命とするのは、やや乱暴かもしれません。

さて、私が思いついた要因だけでも4件ありました。
その中には、成長(孵化から産卵まで)が早くなる場合も含まれます。(1が相当)
死骸の比率と海水温との関係は、一筋縄ではいかないと言えます。



この研究において、正しいと思われるのは、、「アカルチア属は、水面から底近くまでの平均水温が21度を超えると、死骸の割合が水温の上昇とともに急激に増える」ことだけと思います。
「動物プランクトンの死骸が海底に沈んで堆積すると、栄養分の循環から外れてしまう」との指摘は、間違っていると思います。
上記以外の研究結果は、そんな見方もあるという程度でしょう。

努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。
CMでも流れている井上靖氏の言葉です。
 
この言葉から言えることは、伊牟田勝美は怠ける者だということでしょう。
 
過去のblogを読むと、文句ばかりです。
未だに何もやり上げてはいません。
怠ける者は不満を語る。
私にぴったりな言葉ですね。
文句ばかり言っていますから! 

でも、希望を無くしたわけでも、希望を捨てたわけでもありません。

文句をこれだけ言っているからには、少しは何かをしないとね

京都のベンチャー企業「BugMo(バグモ)」(共同代表:西本楓、松井祐典)が、50匹分のコオロギの粉末を1本に練り込んだ「バグモクリケットバー」(1本当たり200kcal)を発売しました。

共同代表の2人は、2017年末から養殖昆虫を使った商品開発に着手し、ミールワーム、ハエ、タガメなど数種を試しましたが、苦みが少ないコオロギを採用しました。それでも、苦みを抑えるため、米ぬかや菜種油の搾りかすを与え、加工直前には絶食させて体内のふんを抜くのだそうです。


以前にも紹介していますが、昆虫は牛や豚に比べて少ない飼料ですみます。
コオロギを材料にした「バグモクリケット」は、たんぱく質やオメガ3脂肪酸、ビタミンなど栄養素が豊富なのだそうです。
東大阪大短期大学部准教授(給食管理)の松井欣也氏は、「昆虫食は少量でも栄養価が高く、炭水化物に偏りがちな災害時の非常食に加えると有効」としています。
当然、温暖化で食糧不足になった際にも、有益な食糧生産手段になると思います。


先日、気持ち良い青空に誘われて、散策してきました。
この陽気に誘われたのは、私だけではなかったようです。

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この後、春一番が吹いたようです。

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