日立製作所と住友商事は、
人の尿から乳がんや大腸がんを見つけ出す研究成果を発表しました。

体内の老廃物は、血液循環によって腎臓に運ばれ、
尿として体外に一緒に排出されます。
その尿に含まれる成分の違いで
がんの種類まで判別することができるのだそうでう。

尿検査は、健康診断でも頻繁に行われているので、
低い癌検診率をカバーできると期待されます。
そのためには、乳がんや大腸がんだけでなく、
より多くの種類のがんを判定できるのが望まれます。

研究グループは、健康診断だけでなく、
自分で採取した尿も医療機関に送るだけで検査ができるような技術の
早期の実用化を目指すとしています。