豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

<<豊葦原中津谷のニニギ>>

「なぜ、この谷のように暮らせぬのか」
腐海という危機を前にしても戦争に明け暮れる諸国を、ユパはこう嘆いています。
現在の地球が置かれている状況は、この台詞に表されているように思えませんか。
ならば、風の谷のように暮らしてみよう。
私なりの解釈の元、片田舎で自給自足型農業を始めることを決意したのです。

                              いむたかつみ

世間では、地球温暖化に伴ってスーパー台風が増えると思われているようですが、
私は少し違う考えを持っています。
 「地球温暖化が進むと台風が強くなる」といった単純の物事ではなさそうです。
それより気になるのは、台風が衰弱した後の変化です。
 
 
以前は、台風が弱まると、熱帯低気圧になっていました。
台風」は、最大風速が17.2m/s以上の「熱帯低気圧」を指します。
ですので、「台風」が弱まり、最大風速が17.2m/s未満になれば、
熱帯低気圧」に呼び方が変わるのです。
 
ところが、最近は、「台風」は「温帯低気圧」に変わることが増えました。
台風」が「温帯低気圧」に変わっても、勢力が衰えたわけではありません。
暖かい空気だけでできているか。暖かい空気と冷たい空気が混じり合っているか。
両者の違いは、それだけです。
この温帯低気圧、なかなか厄介で、時には台風以上に発達することがあるのです。
でも、温暖化が叫ばれている昨今において、台風に寒気が流れ込んで温帯低気圧に変化するのは、何だか変な感じがします。
そこで、温暖化は対流圏の下層で顕著なのではないかと、想定してみました。
成田空港の高度別・季節別の二酸化炭素濃度の変化です。
 
 
これを見て分かることは、冬季は二酸化炭素濃度が高いことが分かります。
また、大気の下層ほど二酸化炭素の濃度が高いことも分かります。
更には、6月から7月にかけて、単に二酸化炭素濃度が低いだけでなく、
大気の上層と下層の差も、ほとんどなくなっていることが分かります。
 
12月の地表付近と上空の二酸化炭素濃度を見ると、明らかに地表面の二酸化炭素濃度が高くなっています。
二酸化炭素は、赤外線に対して透明度が低い性質があります。と言うことは、二酸化炭素は、赤外線を受け止めた際に、赤外線のエネルギーで温度が上昇するはずです。
つまり、二酸化炭素濃度が高いところほど温度上昇が大きいと言うことです。
ならば、二酸化炭素濃度が高い地表付近は温度上昇が大きいが、上空の温度上昇は
それほど大きくないことになります。結果、上空と下層の温度差が大きくなり、
温帯低気圧の発達を促すのかもしれません。
 
ただ、9月や10月は、上空と大気下層の二酸化炭素濃度の差は大きくありません。
私の考えは、間違っているのかもしれませんね。
 

海洋研究開発機構は、青森県沖の海底下2466mの地層からバクテリアの群れを発見し、その培養に成功しています。

2012年、地球深部探査船「ちきゅう」で八戸沖約80km、水深1180mの海底を2466mの深さまで掘削し、堆積物1cm³当たり100個以下の微生物を確認しました。
少し浅い海底下2000m付近の石炭層では、約1万個の微生物がいました。
これらの微生物を遺伝子分析した結果、地上の森林土壌に生息する種類に近いバクテリアが多く見つかったことから、かつての森や湿地が日本列島の形成に伴って埋没し、地下深部でも一部の微生物が残ったと考えられます。
微生物の中には、石炭からメタンを生成するバクテリアもあり、天然ガスなどの生成に重要な役割を果たしているとみられると考えられています。
 

ちきゅう
(リンク⇒http://www.jamstec.go.jp/gallery/j/ship/ck/images/ck_001_l.jpg

メタンハイドレートの成因は、有機物の熱分解が多いとされていますが、生物由来も少なくないようです。
今回の発見は、それを証明しているようです。
 
問題は、メタンハイドレートの暴噴です。
これまで、ギリギリの状態でハイドレート状態だった場所は、海水面温度の上昇がどんな形で影響するのか、不安です。
 

政府は、2030年の温室効果ガス削減目標を、2013年比で26%削減することを目標に掲げています。
これに対し、削減目標達成のベースの一つである原発再稼動について、一部のマスコミでは、「脱原発に舵を切るべき」と主張しています。
2030年の電源構成では、20~22%の電力を原発で賄う事を想定しています。
マスコミは、これにケチをつけているのです。
同時に、「欧州の削減目標より低い水準だ」と温室効果ガス削減目標自体にも文句を言っていますが、どのような対策で脱原発と今以上の温室効果ガス削減を達成するのかについては、一切の言及がありませんでした。
実に無責任なコメントに、私は呆れています。

今、日本が(あるいは人類が)やらなければならないのは、『脱原発』ではなく、『脱化石燃料』なのです。
原発事故のリスクより、温室効果ガスを垂れ流したために近未来に引き起こされる様々な環境破壊の方が、はるかに重大なリスクだということに、多くの人が気づかなければなりません。
私がblogで喚いたところで、事の重大さは精々数百人にしか届きませんが、マスコミなら数百万人に届けることができます。
それなのに・・・


人類は、地球が処理できる二酸化炭素の二倍以上の量を排出しています。
日本人は、一人当たりでは、世界の平均の二倍の量を排出しています。
このことから、日本の温室効果ガス削減目標は、2013年比で26%分を削減するのではなく、2013年の26%まで削減することを目標にしなければなりません。
そのための方策を考え、実行していくことが、『地球』から求められているのです。

綺麗ですね。
まさに、100万$の夜景です。
ただ、生で見れる人はほんの一握りです。
そう考えると、無駄以外の何ものでもありません。
 
イメージ 1
 
これだけ大量の光を宇宙に捨てているのです。
これを減らせれば、かなりの省エネになりますよね。
 
屋外の照明は、原則的に下に向いています。
ですが、
配光をキチンとしていないので、無駄に光が漏れています。
 
例えば、街灯です。
 
街灯は、真下が最も明るくなります。
これは、光源の光を全ての方向に均等に放つためです。
もし、下には少ない光、水平に近い方向は多くの光を配光すれば、
少ない街灯でも道を明るく照らすことができるようになります。
 
このような工夫をすれば、
生活環境を変えずに省エネもできるはずです。
 

江戸時代末期、ソメイヨシノは偶然の産物として生まれたそうです。
その場所は、染井村だったと言われています。

一部では、韓国の済州島産のエイシュウザクラが似ているため、ソメイヨシノの起源とする説もありますが、明らかに間違いです。これは、ウリジナルと揶揄される韓国の偽起源説の主張に過ぎません。
DNAの解析でも、他の手法でも、ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラであることが明確になっています。

さて、その染井村ですが、現在の東京都豊島区駒込にありました。
そこには、ソメイヨシノ発祥の地を示す碑があります。

染井吉野桜発祥の碑


横道に逸れてしまいましたが、大反省会を始めようと思います。

これまで、気温の予測精度に問題があることを反省してきました。
今回は、『4730Kの法則』にメスを入れようと思います。

ソメイヨシノは、気温に敏感だとされています。
特に、開花直前は、僅かな気温の違いで、開花日が変化します。
ですが、『4730Kの法則』は、気温に鈍感なのです。
『4730Kの法則』では、絶対温度の積算値で判定します。
絶対温度は、0℃で273Kになりますから、ソメイヨシノが咲くころの気温では290Kくらいになってしまいます。
気温が1℃高くても、開花予想日には1/290しか影響しません。
元々の性質として、『4730Kの法則』はサクラの開花予想に不向きなのです。

もう一つ、精度を向上させられない要因があります。
それは、気温を一日の平均値で代表させていることです。
そのため、昼夜の気温差が大きくなると、昼間の高温で開花が進むことになります。

そこで、1時間毎の気温を取り込み、開花時期との関係をグラフにしてみる事にしました。
それが、下記のグラフです。

3℃超過積算気温
このグラフは、2001年から2018年について、開花日の正午を起点に気温を積算したものです。
単純な加算では傾向を読み取ることが蒸すかしくなるので、次の2点の加工をしています。

 加工1:気温が3℃以上の場合のみ、積算気温に加算する。
 加工2:2001~2018年の平均値で、各年の値を除す。

グラフを見ると、何ヶ所か絞れている部分があります。
しかし、一点にまとまるような箇所はありません。
解析方法にも問題がありますが、気温以外にも日照が関係しているのかもしれません。


色々と解析していきたいのですが、本業が忙しく、中々できそうにありません。
これ以上の解析は、来年のサクラ開花予想2019で時間を掛けて行うつもりです。

反省会は、今回を持って終わりにする事にします。

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