豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (風の谷の生活)

<<豊葦原中津谷のニニギ>>

「なぜ、この谷のように暮らせぬのか」
腐海という危機を前にしても戦争に明け暮れる諸国を、ユパはこう嘆いています。
現在の地球が置かれている状況は、この台詞に表されているように思えませんか。
ならば、風の谷のように暮らしてみよう。
私なりの解釈の元、片田舎で自給自足型農業を始めることを決意したのです。

温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」の観測を基にした推定では、
2016年頃には、年平均のCO2濃度が400ppmを超えたと見られています。
産業革命以前との比較で気温上昇を 2°C以下に抑えるには、
CO2濃度を450ppm以下に抑える必要があるそうです。
現在、年に2ppmのペースで、CO2濃度が上昇していますから、
22年後の2040年頃に、CO2濃度が限界になります。

もう残された時間は、僅かしかありません。



実は、450ppmまでCO2濃度が上昇しても、
気温上昇を2°C以下に抑えられると言うのは、楽観的に感じます。
気温上昇は、CO2濃度の上昇より遅れるので、
450ppmでも、気温上昇を2°C以下に抑えることが可能なのか、
疑問に感じています。
仮に、450ppm以下なら気温上昇を2°C以下に抑えられるとしても、
海洋の酸性化や低酸素化を考えると、
もっと低いCO2濃度でも、地球環境への影響は深刻ではないかと、気になります。

そもそも、問題の根源は膨大なCO2の排出であって、
温室効果は現象の一つでしかないことを、私たちは再認識すべきだと思います。

国連気候変動枠組み条約事務局によると、
世界各国が提出した2020年以降の温室効果ガス削減目標を集計した結果、
産業革命前からの気温上昇を2℃未満に抑えるのは困難との見通しを示しまいた。
 
各国が温室ガス削減目標を達成した場合、
2010~2030年の世界全体の排出量の増加率を
1990~2010年と比べ10~57%抑制できると予測。
これにより、気温上昇を3℃以内に抑えるに留まります。
もし、各国の目標がなければ、気温は4~5度上昇するとされています。
 
 
「2℃未満」は、地球温暖化に伴う深刻な影響を避けるための国際目標です。
ですが、
どうやら達成は難しいようです。
 
3℃以上の気温上昇を想定した準備を始める時期に来ているようです。
 

天草市牛深町沖では、猛毒の巻き貝「タガヤサンミナシ」が見つかっています。
「タガヤサンミナシ」は紀伊半島以南に生息する南方系の貝で、毒を持つ種類が多いイモガイの仲間。コノトキシン(神経毒)がある針を口の中に持っています。
地球温暖化の影響で、天草での越冬が可能になったとの考えもあるようです。

なお、この貝の毒は、人を死なせる場合さえもあるそうです。
 
 
 
地球温暖化は、海水温の上昇と一致します。
 
大気の量は、1cm²の平面の上空に約1kg分あります。
これを海水に置き換えると、深さ10m分に相当します。
海は地球の表面積の7割程度ですが、大気は地球の表面全てに存在します。
これを海の深さに置き換えると、約14m分に相当します。
比熱で見ると、海水は大気の約4倍もあります。
これを海の深さに置き換えると、約3.5m分の海水に相当します。
地球の平均気温が1℃上昇するのと、海面から3.5mまでの海水温が1℃上昇するのは、同じ熱量だということです。
海洋の平均深さは、3800mもあります。
単純計算すると、海水は大気の1000倍以上もの熱容量があるのです。
 
地球温暖化の進行は、海水温を調べればわかるのです。
 
さて、海水温の推移ですが、下のグラフを見れば一目瞭然でしょう。
 
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本blogでは、地球温暖化は海洋が穏やかな変化に抑えていると書いてきました。
その証拠としては、やや弱いのですが、海水温と気温の関係を紹介します。
 
下のグラフは、
1891~2014年の世界の平均海水温と平均気温の関係を表したものです。
 
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海水温と気温との間には、明らかな相関関係が見られます。
 
これだけでは、
海水温が気温に影響を与えているのか、気温が海水温に影響を与えているのか、
判りません。
ですが、海水の方が遥かに熱容量が大きいので、
気温の変化に海水温が影響されるとは考えられません。
 
地球温暖化は、海水温で穏やかになっていることは間違いなさそうです。
 

先日、「地球温暖化は海水温の上昇で決まる!」と題して、北太平洋の海水温の推移のグラフを紹介しました。
今日は、他の海域も含めた地球全体の海水温の状況を紹介します。
 
まずは、各海洋の海水温の推移グラフです。

https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/climate/glb_warm/sst_trend.html
 
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それぞれの海水温の上昇傾向(100年あたりの海水温上昇)は、以下の通りです。
 
 北太平洋 0.46℃/100年
 南太平洋 0.43℃/100年
 北大西洋 0.61℃/100年
 南大西洋 0.71℃/100年
 インド洋 0.58℃/100年
 
 全球平均 0.51℃/100年
 
全ての海域で、明確な上昇を示しているのが分かります。
これは、表層付近の海水温の推移でしかありませんが、仮に水深100mまでが一様に水温上昇していると仮定すると、15℃分の気温上昇を0.5℃程度の上昇に抑えてくれていることなるのです。
温暖化原因物質の二酸化炭素も、排出した二酸化炭素の内、大気中に残留する量とほぼ同量の二酸化炭素を海洋が吸収しています。
もし、地球に海が無かったなら、二酸化炭素濃度も、現在の400ppmではなく、既に520ppmくらいになっていた計算です。
 
つまり、海が地球温暖化を穏やかにしてくれているのです。
ただ、それも間もなく限界に達するでしょう。
 
最後に、全球の海水温の推移グラフを紹介しておくことにします。
 
 
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