豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

<<豊葦原中津谷のニニギ>>

「なぜ、この谷のように暮らせぬのか」
腐海という危機を前にしても戦争に明け暮れる諸国を、ユパはこう嘆いています。
現在の地球が置かれている状況は、この台詞に表されているように思えませんか。
ならば、風の谷のように暮らしてみよう。
私なりの解釈の元、片田舎で自給自足型農業を始めることを決意したのです。

                              いむたかつみ

現政権の本心は、国際貢献において日本が人的犠牲を払うことで国際的な発言力を高めたいのだろうと思います。
PKOやPKFで、自衛隊員に殉職者が出れば、日本政府は「日本は犠牲を払って国際貢献した」と国際社会に大きな声を上げるつもりなのでしょうが、思惑通りにはいかないはずです。
ここでは、その理由は省略し、加害者について書きます。

与党も野党もマスコミも、自衛隊員に犠牲が出るかどうか、つまり、被害者としての日本ばかりが議論されているように思います。
ですが、紛争地を自宅だと考えてみてください。
自分の家に武器を持って押しかけ、家族を殺したり、財産を壊されたら、どう思うでしょうか。
押しかけてきた者が死のうが傷付こうが、関係ありませんよね。
どんな立派な理由をつけても、それは押しかけてきた方の論理であって、自宅に入られた側からみれば迷惑なだけです。もし、家族を傷つけられたり、殺されたなら、誰も許さないでしょう。

PKOやPKFで誰かを傷つけたなら、日本はただの加害者でしかないのです。
それは、被害者になるよりも、辛いことだとは思いませんか。

それを考えない議論は、何も意味がありません。
それを踏まえて、憲法について考えるべきだと、私は思うのです。

「ブラックホールの撮影って、何の役に立つんですか?」
どうやら、こんな質問をした方が居るようです。

2、3年前にLIGOが重力波を捉えた際にも、同種の質問がありましたね。
「重力波の研究は、何かの役に立つのか?」

この手の質問をされるメディアの方は、視聴者や読者に分かりやすく伝えたくて聞くのかもしれませんが、考えが浅いように思います。

はやぶさ2が行っている小惑星探査は、何かの役に立つのでしょうか?
はっきり言ってしまえば、直接的に実生活に役立つ内容ではありません。
ですが、日本のメディアは、「はやぶさ2は何かの役に立つのですか?」とは質問しない筈ですし、そのような質問があったとは聞いていません。
なぜでしょうか?
理由は、メディア自身がはやぶさ2の目的を理解しているからだと思います。
逆に言えば、ブラックホールの直接撮影や、重力波の検出の目的を理解していないのだろうと、推察されます。
「何かの役に立つのか?」と聞くのは、メディアの不勉強さが原因なのです。


様々な研究は、実生活に直結するような内容になる事は、まずあり得ません。
例えば、アポロ計画は、実生活に役立つのでしょうか。
月の石を持ち帰ったところで、何の役にも立ちません。
でも、副産物はありました。
例えば、LSIに繋がる集積回路の開発、政府が推進する水素社会に不可欠な燃料電池、焦げ付かないテフロン加工、マジックテープ・・・。
実は、数えきれないほどの副産物を生み出しています。
今回のブラックホールの直接撮影においても、若き研究者が膨大なデータの解析アルゴリズムを開発していますが、将来的にはビッグデータ解析への応用があるかもしれません。

もちろん、研究は、このような副産物を生み出すために行っているわけではありません。
基本は、知への欲求を満たすためにやっているだけです。
産学共同研究のように、実用化を目的とした研究も大切ですが、知識や経験を積み上げていく基礎研究も、同様に大切です。その研究は、直接的に役立たなくても、思わぬ形で役に立つかもしれませんし、永久に役立たないかもしれません。
ただ、役立たないという理由だけでやめてしまうのは、どうかと思うのです。

世の中には、役に立たないものは山ほどあります。
ニュース以外のTV番組は、役に立たないものがほとんどではありませんか。
小説や音楽は、何かの役に立つのでしょうか。
もし、人の心を癒したり、豊かにする力があると言うなら、ブラックホールの画像や、重力波の観測結果は、私の心を豊かにしてくれるので、同じようなものです。
逆に、このような知の探究が見られなくなると、私の心は力を失うでしょう。


JAMSTECは、横須賀本部の一般公開を例年の五月から秋に延期すると発表しました。
秋は、個人的な都合で見に行くことが難しく、私個人にとっては中止に等しい発表でした。
私の心は折れてしまいそうです。

元 国立天文台長の海部宣男さんが、13日、膵臓癌で亡くなったそうです。

海部宣男 国立天文台名誉教授は、ミリ波望遠鏡としては24年間に渡って世界最大口径だった(2006年にメキシコ シエラネグラ山(口径50m)に抜かれた)野辺山宇宙電波観測所の口径45m鏡の建設に携わった方です。後には、ハワイ マウナ・ケア山頂のすばる望遠鏡(赤外線)、チリ アタカマ砂漠のアルマ望遠鏡(ミリ波、サブミリ波)の建設にも関わっておられます。

私の手元には、氏の著作の「電波望遠鏡をつくる」があります。
野辺山宇宙電波観測所(NRO)にも、何度か脚を運びました。
私にとっては、身近に感じる研究者でした。
享年75歳は、まだもう一働きしてほしい年齢に思え、残念でなりません。


さて、癌に関しては、堀ちえみさんが食道癌を公表されました。
幸い、ステージIだそうで、4月16日に手術を行うそうです。
是非、回復してほしいものです。

琵琶湖が、あまりの暑さ(温暖化)で呼吸を止めてしまいました。

滋賀県は、2019年4月9日に琵琶湖の全層循環が起きなかったことを発表しました。
琵琶湖の全層循環とは、冬場の寒気で表層の湖水が冷やされて沈み込み、湖盆の最深部までの全層で循環する現象です。全層循環は、第一湖盆(水深約90m)を基準に判定されます。この現象は、酸素が豊富な表層の湖水が湖底に供給されるので、「琵琶湖の深呼吸」と呼ばれています。
今冬は、循環が水深80mまでしか届かず、琵琶湖の深呼吸が起きなかったのです。

現在の湖底の溶存酸素(DO)は、5mg/lで、危険レベルの2mg/lを上回っています。例年であれば、この時期の10mg/l前後から徐々に下がり、年末頃に3mg/lくらいまで下がります。現状でも、例年の半分しかDOがないので、今度の変化が気になるところです。

溶存酸素推移(20190408)

参照元:滋賀県HP
   (リンク⇒https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/303438.html
   (PDF⇒https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5102472.pdf



今冬の全層循環が起きなかった原因は、暖冬と考えられています。
冬季の気温を調べてみると、今冬の12月から2月の平均では、2015年度に次ぐ暖かい冬でした。

全層循環の時期(正月から全層循環確認日までの日数)と冬季(12月~2月)の気温との関係をグラフにしてみました。

琵琶湖全層循環
(アシスタントが出しゃばっていますが、気にしないでください)

明らかに、冬季の気温と全層循環の時期の間には関係があります。
相関係数は、0.782です。
この値は、「強い相関」に相当します。
琵琶湖は、今後は全層循環ができないことが増えていくのではないかと懸念されます。
海洋に比べると、琵琶湖はスケールが小さいので、温暖化の影響を受けやすいと思われます。琵琶湖よりも大きい日本海でも、海底部の酸素濃度の低下が観測されています。仕組みは少し異なりますが、大洋より小さく、狭い海峡でしか外洋と繋がらない日本海は、気候変動の影響を早く受けると考えられています。

全層循環を阻害する要因は、温暖化の他に、海洋への二酸化炭素の溶け込みが考えられます。実際、二酸化炭素を多く含む海水が深海に貫入する現象が見つかっています。
温暖化に疑いを持っている方も、化石燃料使用削減を考えてほしいものです。


「おとめ座のM87銀河の中心にあるブラックホールを電波望遠鏡による撮影に成功した」と、日本時間の2019年4月10日22時に世界で同時発表されました。
(日本代表:国立天文台 本間希樹氏)

M87は、約5500万光年離れた場所にある楕円銀河で、その中心には宇宙最大級のブラックホールがあるとされています。
日米欧の共同プロジェクトには、約200人の研究者が参加しています。
観測は、チリ、ハワイ、南極など世界6ヶ所にある8台の電波望遠鏡で2017年4月に実施され、約2年かけてデータを解析しました。その結果、ガスがリング状に輝く中心に、ブラックホールが影のように映る画像を得ることができました。リングの直径は約1000億キロで、中心にあるブラックホールの質量は太陽の約65億倍と算定されています。

M87ブラックホール

(国立天文台より⇒https://www.nao.ac.jp/news/science/2019/20190410-eht.html

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