豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (風の谷の生活)

<<豊葦原中津谷のニニギ>>

「なぜ、この谷のように暮らせぬのか」
腐海という危機を前にしても戦争に明け暮れる諸国を、ユパはこう嘆いています。
現在の地球が置かれている状況は、この台詞に表されているように思えませんか。
ならば、風の谷のように暮らしてみよう。
私なりの解釈の元、片田舎で自給自足型農業を始めることを決意したのです。

以前、北海道と沖縄・奄美で、地球温暖化の傾向に違いがあることを紹介しました。
今日は、北海道の地球温暖化傾向について、もう少し調べてみました。
 
北海道では、1900年以前から気象観測している地点が、7地点あります。
その内、唯一、温暖化の傾向が違う函館を除く6地点について、
月毎の温暖化傾向の偏差を計算してみました。
下のグラフは、6地点の月毎の温暖化傾向の偏差値です。
 
イメージ 1
 
全ての地点でよく似た傾向を示しています。
強いてあげるなら、
函館に地理的に近い寿都のみ、やや異なる傾向を示していますが、
それでも、顕著な違いは見られません。
 
下のグラフは、6地点の偏差値を平均したものです。
 
イメージ 2
平均を取ると、より傾向がはっきりと見ることができます。
明らかに、冬場の気温上昇が大きいと分かります。
これは、温度上昇が地球温暖化によるものであると示唆していると考えられます。
 

気温上昇が地球温暖化によるものか、別の要因かを判断するために、
北と南で平均気温の変化を見てみることにしました。
 
地球温暖化では、温室効果ガスの影響で気温が上がるので、
北の地域の方が気温上昇が大きく、また冬の方が上昇幅が大きいと考えられます。
そこで、都市化の影響が少なく、古くから気象観測が行われている地点を探し、
北と南で違いがあるか、また月毎で違いがあるか、比較してみました。
 
まず、北の代表は北海道の根室、南の代表は沖縄の石垣とし、比較してみました。
 
イメージ 1
 
気象データは、1897年から2014年までの118年間の記録です。
横軸は月を、縦軸は最小二乗法による各月の気温上昇ペース(℃/年)を表しています。
つまり、棒グラフが高いほど、月平均気温が高くなる傾向が強い事を示しています。
 
根室と石垣の気温上昇は、各月を平均すればほぼ同じですが、
月毎に見ると、根室は、冬の気温上昇が顕著であることが分かります。
これに対し、石垣は、年間の差が少なく、月毎の傾向は根室とは逆に見えます。
 
これらの傾向が、根室と石垣の固有の傾向ではないことを確認するため、
北海道の帯広と奄美の名瀬でも同じ調査をしてみました。
 
イメージ 2

気温の上昇幅は違いますが、月毎の差は同じ傾向にあることが分かります。
ここでは示していませんが、他の観測点でも、類似の傾向にありました。
根室は除きますが、
気温の上昇傾向は、北の地域で大きく、南の地域では小さいことがわかりました。
 
このblogでは、再三、書いていますが、
やはり、地球温暖化はかなり進んでいるようです。
 

海洋酸性化は、約2億5000万年前のベルム期末に地球上で発生した、
最大規模の絶滅を引き起こした主要因だったとの研究論文が、発表されました。
英エディンバラ大学等の研究チームが発表した論文によると、
酸性化は頻発した火山活動が原因で引き起こされたと結論付けています。
 
ベルム期の終わり頃、
ローレンシア大陸、バルティカ大陸、シベリア大陸等が次々に合体しました。
 これらによって活発化した火山活動で発生した二酸化炭素は、
海洋が大量に吸収したため海水の酸性度は上昇し、生態系に悪影響を及ぼしたのです。
このベルム期末の大量絶滅では、
海に生息する生物の90%以上と陸生動物の3分の2を絶滅させました。


  今回の研究は、アラブ首長国連邦で発掘された岩の調査などに基づいています。
これらの岩は、数億年前の海底にあったもので、
長期にわたる酸性度の変化の記録が保存されていました。
それによると、海洋による二酸化炭素の吸収が1万年に渡って続いたというのです。

 
 エディンバラ大学地球科学部のマシュー・クラークソン氏は、
次のように話しています。
「史上最大の大量絶滅の間に海洋酸性化が起きていたのではないか」
と科学者らは長年考えていたが、
直接的証拠はこれまで得られていなかった。
人為的な二酸化炭素の排出による海洋酸性度の上昇が
既に観測されていることを考えると、
今回の研究結果は憂慮すべき内容だ。
 

気候変動によって海洋の生態系が乱されると、その回復には数千年単位の期間が必要になるとした研究論文が、アメリカ科学アカデミー紀要に掲載されました。
 
 
大気中の二酸化炭素が正常なレベルに戻るまでに、二酸化炭素の排出が完全に止まっても80年掛かると、私も算出したばかりです。
 
しかし、この80年が怖い数字になるかもしれません。
論文の概要を見ると、そう感じてしまいます。
 
 
カリフォルニア大学デービス校ボデガ海洋研究所のサラ・モフィット氏の研究チームは、米カリフォルニア州沖の海底で発見された3400~16100年前の海洋生物相の化石の堆積物を薄くスライスし、最後の主要な退氷期に気候変動が生物に与えた影響を、退氷期前後の変化から調べました。
ウニや貝類といった無脊椎動物の化石5400点以上を対象に調査したところ、低酸素の期間に、これらの生物がほとんど消えていたことが分かったそうです。
この退氷期には、極氷冠が融解して海洋の低酸素エリアが拡大したとされています。
水温により溶存酸素量は異なりますが、この頃の海洋の酸素濃度は1リットル当たり0.5~1.5ml低い状態が約100年間続いています。
この変化ですが、海底の生物に大きな影響を与えたようです。

将来の気候変動には、同様の影響をもたらす可能性があり、海洋生物の回復までには、数百年ではなく数千年かかる可能性があると、研究チームは警鐘を鳴らしています。
 

南極を覆う氷床を保護している棚氷が激減しており、一部地域では20%近く減少したとする研究報告書が、米科学誌サイエンス(Science)電子版に発表されています。
欧州宇宙機関が1994~2012年にかけて人工衛星で測定したデータに基づいています。
研究者によると、南極の氷の全体量は1994~2003年までほぼ変化がなかったが、その後、融解が急激に加速しているそうです。
このままの減少ペースが続けば、南極の棚氷は今後200年程度で半減すると試算しています。
 
南極の棚氷は平均400~500メートルの厚さがあり、場所によっては南極大陸から数百キロ離れた沖合まで達しています。
この棚氷が薄くなると、棚氷の下側に海水が入り込みやすくなり、棚氷が溶け始めるとされています。
先日、当blogでも紹介しているように、南極では積雪量が増えているとみられています。
どちらも、地球温暖化による現象の一つと考えられていますが、いずれにせよ、詳細な観測を現地で行っていく必要があると思います。

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