国立科学博物館が、収蔵品の維持管理のための資金を捻出するため、クラウドファンディングで資金提供を呼びかけました。

幸い、開始1日で、目標の1億円を達成し、まずは一安心です。



国立科学博物館は、数回、訪れたことがあります。

入館すると、私は、まずフーコーの振り子を見に行きます。
そして、振れている方角を確認します。
あちこちを見学した後、最後に、フーコーの振り子を見るのです。
そして、振れている方角を、改めて確認します。
これが、私の基本ルートです。

興味深い展示は数多くありますが、地球館3階の剥製の展示は、その量に驚きます。
それでも、剥製や標本の多くは、実は展示されていないそうです。



国立科学博物館の存在意義は、私のような一般市民への教育・啓蒙の他に、研究者への資料の提供もあります。
国立科学博物館等の博物館は、国民の財産であり、科学の礎でもあるのです。

ならば、国立なのだから、国が管理運営をしていかなければなりません。
そう考えると、なぜ博物館がクラウドファンディングをしなければならないのか、納得できません。
なぜ、国が支援しないのか、文科省から、その理由を聞かせてもらいたいところです。




昨今の政府は、武器の購入には夢中ですが、博物館運営のための僅か1億円さえ、ケチるようです。
政府は『技術立国』を目指すようなことを言いますが、これじゃあ無理でしょう。
 
国立科学博物館でさえ、こんな扱いなのだから!




【追伸】
国立科学博物館のクラウドファンディングは、本年11月5日まで行っています。