豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (風の谷の生活)

<<豊葦原中津谷のニニギ>>

「なぜ、この谷のように暮らせぬのか」
腐海という危機を前にしても戦争に明け暮れる諸国を、ユパはこう嘆いています。
現在の地球が置かれている状況は、この台詞に表されているように思えませんか。
ならば、風の谷のように暮らしてみよう。
私なりの解釈の元、片田舎で自給自足型農業を始めることを決意したのです。

あるニュースの中に、
「古い時代の物にも知恵があるのに、現代人はそれを忘れていないだろうか」との
趣旨のコメントがありました。
続けて、「今、石器を作れる人がどれくらいいるだろうか」とありました。
 
 
例えば、自然災害によって孤立してしまう事があります。
電気や水道まで止まると、事実上の原始生活に戻ってしまっています。
 
「風の谷」は、西と東の両方に抜ける道があります。
そのお蔭で、多少の自然災害では孤立する心配はありません。
ですが、もしも道路を寸断されて孤立し、かつライフラインも止まると、
都会と同様、生き残るのは簡単ではありません。
 
石器を作れば解決するわけではありませんが、
こんな状況でも生き残る術、昔の知恵を知っていても損はありませんよね。
 
 
 
ところで、あなたは石器を作れますか?
 
まず、材料となる石を見つける事が出来ますか?
旧石器では、黒曜石や頁岩を使いますが、どんな場所で採れるか知っていますか?
それ以前に、黒曜石や頁岩と、他の石と、見分けがつきますか?
 
どうやって加工するか、分かりますか?
旧石器は打製石器ですので、基本的には叩いて加工するのですが、
正確には叩いて作るのではなく、押し割るように加工していく事を知っていますか?
 
「石器ぐらい作れるよ」
そう思っていたかもしれませんが、意外に難しいでしょう!
旧石器でも、これくらい難しいのです。
新石器(磨製石器)は、御自分で調べてみてください。
 

「風の谷」の肥料は、堆肥を使う事しか考えていませんでした。
堆肥の作り方さえ知らない私が偉そうに言うことではありませんね。
ところで、産業廃棄物を肥料として再利用する動きがあるようです。
 
味の素では、調味料の「味の素」を製造する過程で生まれる発酵液を利用して、
「機能性肥料」を生産しています。
サトウキビの糖蜜などを発酵させて「味の素」を生産するそうですが、製品の
3倍以上の発酵液などの副産物が生じます。
これをサトウキビ畑に有機肥料として還元しています。
 
ただ、発酵液をそのまま肥料として使用するには、重量が重すぎる等の欠点が
ありましたが、それを改善し3年前から商品化しています。
それが、核酸肥料「アミハート」とアミノ酸肥料「アジフォル・アミノガード」
です。
これらの機能性肥料を使用すると、化学肥料や農薬の使用を抑える事ができる
そうです。
 
「風の谷」でも、使用を考えてみようかと思っています。

かつては、秋田県や新潟県だけに見られた「ツツガムシ病」ですが、
1980年代以降は、全国に蔓延するようになりました。
多い年は1000人近くの患者が発生します。(昨年は338人)
 
「ツツガムシ病」は、その名の通り「ツツガムシ」が媒介します。
(ツツガムシは、名前と違って昆虫ではなく、ダニ(クモの仲間)の一種です)
症状は、倦怠感、頭痛、悪寒、40℃前後の高熱と共に、
上半身に直径2~3mmの発疹が現れます。
治療が遅れると、数ヶ月の長期入院になり、最悪は死に至るそうです。
治療をしない場合の致死率は約30%もあります。

 
マダニ


 
「風の谷」周辺は、山林や竹林に囲まれているので、「ツツガムシ病」や
マダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(STFS)」等には
充分に注意しなければなりません。
 
自然と共に生きるということは、自然界の感染症とも共に生きること。
嘗めてかからないように、注意したいと思います。


国立感染症研究所 「マダニ対策、今できること」
(リンク先は以下↓)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/2287-ent/3964-madanitaisaku.html
 

「風の谷」では、ジャガイモの栽培をする予定があります。
そのジャガイモですが、芽に毒があることは知られていますが、
その毒素の遺伝子が発見されたそうです。
 
理化学研究所、キリン基盤技術研究所、大阪大学等の研究チームが、
ジャガイモの天然毒素の剛性に関わる遺伝子を発見したのだそうです。
ジャガイモの毒素であるαーソラニン等は
「ステロイドグリコアルカロイド」の一種で、
コレステロールからできています。
研究チームは、
「SSR2」遺伝子が作る酵素がコレステロール合成に関与していることを
酵母の実験で発見したのです。
 
ジャガイモの毒素は「α―ソラニン」や「α―チャコニン」で、
食べると吐いたり、下痢や腹痛、頭痛を起こしたりします。
今回の発見を応用することで、この遺伝子が働かず、
有毒成分が少ない品種を開発できる可能性があるということです。
 
遺伝子組み換えでこの遺伝子が働かないジャガイモを作ったところ、
ステロイドグリコアルカロイドの量が通常の1割に減らすことにも成功したそうです。
ジャガイモに有毒なアルカロイドが含まれる理由は特定されていませんがいが、
植物のアルカロイドは昆虫や動物による食害を防ぐ効果があると考えられています。
ジャガイモは、やせた土地で育ち、かつ栄養価も高いので、 
病害虫が発生しやすい作物です。
その自衛機能として、毒素を持つのかもしれませんね。
もしそうなら、毒素を作る遺伝子は、そのままの方が「風の谷」の栽培方法には
むいているように思います。
 

このblogは、
田舎で自給自足を始めるようと考えている伊牟田勝美の考えを記しています。
 
念のため、申し上げておきますが、
私(伊牟田勝美)は、昔の生活に戻りたいと考えているわけではありません。
 
 
田舎での生活を選択したのは、単純に資金が無いためです。
充分に資金があれば、東京の真ん中で自給自足をしたいのですが、
それには十億円単位の資金が必要でしょう。
その点、父の生まれ故郷は、
相続税の問題は残りますが、資産価値が低いので何とかなるでしょう。
 
自給自足の生活をされている方の多くは、
自給自足自体が目的、あるいは、自然と共生する事を目的にしていると思います。
ところが、
私の場合は、将来的な食糧難に備え、
私自身の食糧確保、あるいは、日本全体への意識改革を目的としています。
 
 
私は、本来は技術者です。
だから、機械化された世界が好きですし、都会の生活にどっぷりと浸かっています。
まあ、自給自足と言っても、
私の場合は、科学実験的な性格の濃いものとなるはずです。
その辺りは、「日本全体への意識改革」なんて言葉からほど遠いのですが・・・
 

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