今回は、「400℃の法則」で最大の誤差があった1969年と1977年について、
「157℃の法則」、「4730Kの法則」、「300℃の法則」を検証してみましょう。


1969年の東京は、4月6日に開花したのですが、「400℃の法則」で計算すると、
400℃に達したのは、3月31日でした。

東京1969年300℃の法則


1977年の東京は、3月22日に開花したのですが、「400℃の法則」で計算すると、
400℃に達したのは、3月28日でした。

東京1977年300℃の法則


では、「157℃の法則」、「4730Kの法則」、「300℃の法則」ではどうだったのでしょうか。
検証結果は、以下をご覧ください。

             1969年        1977年
 ・実際の開花日  :4月 6日        3月22日
 ・400℃の法則 :3月31日(6日早い)  3月28日(6日遅れ)
 ・157℃の法則 :3月31日(6日早い)  3月19日(3日遅れ)
 ・4730Kの法則:3月30日(7日遅れ)  3月28日(6日遅れ)
 ・300℃の法則 :4月 2日(4日早い)  3月31日(9日遅れ)


誤差は、4.5日から6.5日です。
「400℃の法則」の誤差は6日でしたので、大きな差はありませんでした。
強いて言うなら、「157℃の法則」が少し優れているように見えなくもありません。

ただ、全体を見てみないと、検証になっているとは言い切れないと思います。
次回には、1953年から2016年の64年間の検証を行う予定です。