岐阜新聞社によると、岐阜大工学部の纐纈守教授の研究グループが、5~7月に咲くオオキンケイギクの花に抗がん作用のあるフラボノイド系の化合物6種類が含まれていることを突き止めたそうです。
 
オオキンケイギクの花は、フラボノイドの含有量が多く、食用のキクの約5~6倍、観賞用キクの2倍以上も含まれていることが分かりました。
培養したヒトの白血病細胞に投与する実験では、「4―メトキシランセオレチン」を与えた細胞は2日後には約20%に減りました。これは、市販抗がん薬と同等の効果だそうです。

オオキンケイギクは、北米原産のキク科の多年草で、特定外来生物に指定されています。また、影響が特に大きい生物100種を指定した「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選ばれています。