不足栄養素の第七弾で、最終弾になります。
 
最後の不足栄養素は、ビタミンCです。
国内の主な農産品食材では、ビタミンCは必要量の7~9割を摂取できます。
ただ、男女差は大きく、男性は必要量の93%、女性は必要量の72%となります。
これは、数字のマジックによるものです。
厚労省では、男女共に600mg/日を摂取すべきとしています。
これに対して、摂取熱量は、男性は2600kcal/日としているのに対し、
女性は2000kcal/日となっているので、男性と同じ食材を食べると、
女性は食べる量が少なくなるので、ビタミンCの摂取量が少なくなってしまうのです。
厚労省の指針は目安ですので、この差は気にする必要はないでしょう。
 
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ビタミンCを多く含んでいる食材は、タマネギ、キャベツ、小松菜等です。
上記以外では、アセロラがダントツに多い他、海藻類にも多く含まれています。
 
女性を基準に、「豊葦原中津谷」の中で必要量のビタミンCを得るためには、キャベツの
作付面積を2.5倍にすれば足ります。
ただ、キャベツをたくさん食べるためには、料理法も考える必要がありますね。