デメリットを見てきましたが、
最後は「世界を養えない。持続的ではない」をまとめたいと思います。
 
1.健康に悪影響を及ぼす可能性がある。
2.自然環境を破壊する。
3.有機農業、従来型農業と共存できない。
4.民主主義と共存できない。
5.世界を養えない。持続的ではない。
 

5.世界を養えない。持続的ではない。

遺伝子組み換え作物は、世界を養えないそうです。
第一に、遺伝子組み換えは高い生産性を保障しないそうです。
第二に、遺伝子組み換えは農薬や化学肥料を必要とする農業であるため、
世界の全ての農民が利用することは不可能であり、不向きだということです。
遺伝子組み換え作物の導入が引き起こす問題は、遺伝子組み換え作物を持つ者と
持たない者の差でしょう。
持たない者は、持つ者の除草剤で立ち行かなくなるでしょう。
もう一つは、生産者が十分な収入を得ると、増産は考えなくなることでしょうか。
どちらも、遺伝子組み換え作物の問題ではなく、むしろ生産者側の問題でしょう。
 
 
遺伝子組み換え作物の問題は、農薬耐性から始まっているように思います。
「豊葦原中津谷」でも、周辺の農地で遺伝子組み換え作物を使うようになれば、農薬の
影響を受けるかもしれません。
その際には、遺伝子組み換え作物に切り替える必要に迫られるでしょう。
その準備は怠らないようにしたいと思います。
 
まあ、「できるのか」と問われても、何も返せません。