スティーブン・ホーキング博士は、次のような警告を発しています。
「われわれがすでに手にしている原始的な人工知能は、極めて有用であることが明らかになっている。だが、完全な人工知能の開発は人類の終わりをもたらす可能性がある。ひとたび人類が人工知能を開発してしまえば、それは自立し、加速度的に自らを再設計していくだろう」

私は、少し違う考え方を持っています。
例えば、私たちは己の足より優れた能力を持つ車を持っています。
己の体には無い翼を、航空機に与えました。
ひとたび戦争が起きれば、車も航空機も私たちを殺しにやってくるのです。
 
結局、どんな機械も、どんな道具も、私たち人類の使い方で決まるのです。
核兵器然り。温暖化然り。
人工知能の開発を禁止したところで、人類が自滅しない保証は得られないのです。
 
 
別の考え方もあります。
完全なる人工知能は、自らを再設計・製造する可能性は否定しません。
でも、人工知能が感情も備えると、少し変わってくると思います。
ただ、ここから先は、現時点ではSF的な話題でしかありません。
 
ついでですが、AE(AIが更に発展した機械)が活躍するSF小説です。
小松左京氏の作品で、「虚無回廊」です。
 
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  書名 : 虚無回廊Ⅰ 虚無回廊Ⅱ
  著者 : 小松左京
  発行 : 徳間文庫