藻谷浩介さんとNHK広島取材班による「里山資本主義」を読みました。
 
この本は、初版は2013年7月に刊行されたものですが、
新書大賞2014に選ばれ、新しいカバーを得て店頭に並んでいました。
下の写真は、左が本来のカバー、右が新書大賞受賞時のカバーです。
 
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実は、4月7日の「風の谷の生活の番外編」に書いた「限界集落株式会社」を探す際、
たまたま見つけたのです。
 
詳しくは書きませんが、中国地方の取材から得た事例と地方の可能性を書いています。
一つ、本書に書かれている考え方の中で、気に入っている部分があります。
田舎暮らしで、コミュニティの中で金銭を介さずに品物を融通し合うことで、
GDPには現れない豊かさを享受できるとする考えです。
「風の谷の生活」は、これを個人で行おうとしているとも言えます。
 
日本の実質GDPは、約530兆円、一人当たりに換算すると、400万円/年です。
仮に、これを収入と考えると、日本のエンゲル係数は23%なので、
食費に90万円以上も費やしていることになります。
全ての食品を自給することは難しいのですが、
半分を自給すれば、45万円以上の年収増に相当する余裕が生まれます。
これは、金銭を介さないのでGDPには反映されませんが、実質的な収入増です。
 
「風の谷の生活」の目的は、食糧難に備えることです。
ですが、「里山資本主義」に書かれている内容は、事例としてより考え方として、
私を後押ししてくれるように感じています。