アメリカのアリゾナ州に、バイオスフィア2と呼ばれる実験施設があります。
 
御存知の方も多いと思いますが、
バイオスフィア2は、その名の通り、二番目の「バイオスフィア(地球の生物圏)」を作り出そうとの試みでした。
 
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1991年9月26日から2年後の1993年9月26日まで、8名の科学者が
実際に生活し、水も空気も食糧も「バイオスフィア2」の中でリサイクルする
実験が行われました。
この実験では、色々な問題や予想外の事態が発生し、多くの知識や経験を蓄積する
ことができました。
これらから言える事は、地球環境を人為的にコントロールすることは、現時点では
事実上の不可能ということです。
 
 
地球温暖化を軽視し、経済活動を優先する国が少なくありません。
 
当初から京都議定書に参加していなかった中国。
参加はしたが批准しなかったアメリカ。
批准していたが脱退を表明したカナダ。
京都議定書に残った国でも、目標値を達成できていない国。
日本のように、目標はおろか、排出量が増え続けている国。
 
京都議定書が完全に履行されても、温暖化は止まらないと考えられています。
その京都議定書でさえ、これほど軽視されています。
 
アメリカのトランプ大統領は、京都議定書に続くパリ協定からの離脱を表明しました。


私たちの将来は、深刻な温暖化の影響から逃れられないかもしれませんね。