「貧乏暇なし」と言いますが、まさに私の現状を言い当てています。 仕事の合間(?)にblogを書くはめになっています。 この忙しさの果てに、隠し持っていた本を紹介するしかなくなりました。 ところで、OTECを御存知ですか? Ocean Thermal Energy Conversion の略で、 海洋温度差発電を意味します。 基本的な仕組みは、火力発電所や原子力発電所と同じで、 高熱源と低熱源の温度差を利用して発電します。 火力発電所は、化石燃料を燃やした熱と冷却水(海水)の温度差を利用します。原子力は、核分裂の熱と冷却水(海水)の温度差を利用します。 海洋温度差発電は、海面付近の暖かい海水と深海の冷たい海水の温度差を利用します。 海洋温度差発電では、温度差が精々25℃しかないため、 温度差が大きい火力発電や原子力発電のような効率は得られませんが、 無尽蔵と言っても良い海水を利用できるメリットがあります。 この発電方法が、地球温暖化防止の切り札になるとは言えませんが、 研究を続ける価値のある発電方式だと思います。 PS: 写真は古い本ですが、今は復刻版が出ています。 |
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