里海資本論」を読みました。

基本的な考え方は、「里山資本主義」と同じですが、舞台は「瀬戸内海」です。

 
里海資本主義

本書では、赤潮に痛めつけられていた時代の瀬戸内海から、現在の碧い海を取り戻したのか、その鍵となった要因と漁師達の考え方を紹介しています。

その精神の根底に、「ヤオロズの神」への崇拝の心があるとしています。

この観念は、宗教と言うより、道徳に近いように思います。

自然界に存在する一つ一つの尊厳を大切にし、その中で生かされていることに感謝する心を指しているように感じました。

 

ただ、冒頭などに見られる調子の良すぎる部分は、編者の科学的なセンスの不足と重なり、実践では参考程度に留めなければならない点が残念です。