昨日は、失敗でしたか、チョウの分布域が、北へ北へと拡がっていることは事実です。
 
以前には、近所でナガサキクロアゲハと思われるクロアゲハを見つけたことがあります。
(たぶん、メス♀だろうと思います)
 それで、昨日のように新しい成果を求めて出かけたのですが・・・

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ナガサキクロアゲハは、元々は、近畿地方以西に生息していました。
と言うのも、分布域自体はインドネシアと東南アジアから中国南部や台湾と、南方系の生物種です。
なので、江戸時代は九州以南のみに分布していたのですが、1940年代には山口県(本州)や高知県(四国)でも見られるようになりました。
更に、1960年代には淡路島(兵庫県)、2000年代には福井県や神奈川県、2007年に茨城県、2009年には栃木県と福島県と、北上の速度を増しています。
この写真は、埼玉県で撮影しています。
 
このような分布域の北への拡がりは、地球温暖化によるものと考えられており、指標種として注目されているそうです。