一見、F1種子は、食糧自給率の向上に貢献するように思われます。
ですが、実は、次のような問題が隠れているのです。
・種子会社は、少数の会社のほぼ独占状態にある。
・種子会社が国外にあるため、種子の購入価格は為替の影響を受ける。
・種子会社は営利企業なので、利益を得られるところにしか売らない。
・事故・天災や病気で、F1種子の生産量が影響を受ける可能性がある。
 
世界中が食糧難になれば、農産品輸出国の通貨が強くなるはずです。
日本は、世界最大の農産品輸入国ですから、極端な円安もあり得ない話ではありません。
温暖化による気候変化でF1種子の生産量が低下し、価格が高騰した時に、弱い円で、F1種子を買い続けることができるのでしょうか。
背筋が寒くなる思いがします。
 
 
ところで、「風の谷」の名称で「自然栽培種」を探しておられる方がいます。
私は、二番煎じということですね。