再生可能エネルギーの弱点を列記しましょう。

 


(1)適地の偏在

再生可能エネルギーの適地が偏在している問題があります。

最も極端に偏在するのが、地熱発電です。

例えば、東京都心に大規模な地熱発電を建設できると考える方はほとんど居られないでしょう。

海に面していない長野県や岐阜県で海洋温度差発電ができると考える方は、どこにも居ないはずです。

できる、できない、といったレベルではありませんが、太陽光発電や風力発電も、適地は偏在しています。

ここまでは、異論はないと思います。

 


(2)エネルギー密度の低さ

再生エネルギーは、エネルギー密度が低い問題があります。

例えば、太陽光発電は、太陽光が持つエネルギーの一部を取り出すのですが、太陽光は大して強くありません。

火力発電では、ボイラーで水を沸騰させてタービンを回しますが、太陽光を浴びさせても、水は沸騰しないですよね。

集光すればできますが、逆に言えば、集光しなければ沸騰させられないということです。

この弱点も、ほとんどの方は納得していると思います。

 


(3)制御不能の発電力

多くの再生可能エネルギーは、発電力の制御ができません。

力・地熱・海洋温度差発電は、基本的には制御できますが、年間では季節変動があります。

太陽光発電や風力発電は、季節変動に加え、瞬間的にも大きな変動があり、任意の出力を得難い問題があります。

「蓄電すれば解決できる」との御意見があると思いますが、それは対策であって、蓄電しなければならない点で弱点の一つなのです。



(4)環境破壊
 

建設や運用で起こる環境破壊です。

再生可能エネルギーによる環境破壊は、多岐に渡ります。

エネルギー密度が低く、広い面積を必要とするため、森林伐採や農地の転用が当たり前に行われています。

大規模な森林伐採は、温暖化防止の観点では完全に逆行しています。

また、除草剤の散布や地熱発電等からの有害物質の漏洩等、様々な環境破壊があります。

正直なところ、書き切れないくらいです。

「それでも、原発事故よりマシだろう」

そんな意見も出ると思いますが、原発事故の発生確率も加味すれば、どちらがマシか、意外に差がないのかもしれません。

ここは、大いに意見が分かれると思います。

 


まだ弱点はあるかもしれませんが、これらを踏まえて書いていくことにします。