仮想水という考え方があります。
食糧を輸入する際に、食糧生産に使用した水を輸入しているのと同じとの考え方です。
この水を仮想水と呼ぶそうです。
 
日本は、世界最大の食糧輸入国です。
ということは、世界最大の仮想水輸入国なのです。
 
仮想水の量を算出するのは難しいのですが、
およそ1000億トンを輸入しているとみられています。
日本が食糧自給率を向上させるためには、
まず農地が必要ですが、
次に問題になるのが農業用水になると思われます。
 
仮想水は、食肉と穀物でほぼ半々と考えられています。
穀物には、飼料用穀物を含んでいるようなので、
肉食をやめれば、かなりの量の水を浮かすことも可能だと思われます。
 
ちなみに、豊葦原中津谷の周辺は、湧水が比較的多い場所です。
敷地の脇にも僅かですが湧水があり、自給自足程度の農業を支えることはできます。
この水を守っていく必要があります。
 
 
ところで、最近では中国資本による水源の購入が増えているようです。
早急に手を打たないと、大変なことになるかもしれません。