世界の飢餓人口は、9億2500万人とされています。
アジア・太平洋で5億7800万人、サハラ以南のアフリカで2億3900万人、
中東・北アフリカで3700万人、中南米・カリブ海で5300万人だそうです。
 
日本では死因のランキングに出てこない餓死ですが、
地球規模で見ると、死因の第一位は餓死だというのです。
 
2008年時点のデータによると、穀物の生産量は330kg/年・人です。
一説によると、180kg/年・人で足りるそうです。
 
問題の一つは、先進国では、660kg/年・人を消費していることです。
開発途上国は、247kg/年・人しか回ってこない計算です。
ただ、これだけでは開発途上国でも、穀物は余っている計算です。
飢餓を説明できません。
(某組織は、この矛盾の説明をしないまま、先進国の浪費を非難しています)
 
二つ目の問題は、飢餓人口は、全て開発途上国に住んでいる人達です。
その理由は、飢餓が食糧を買えないために発生しているからです。
実際、内戦が治まるなどして経済状態が回復し始めると、飢餓人口が減ります。
 
 
ここまでの説明では、矛盾が残ります。
この説明が正しいなら、莫大な量の穀物が余るはずです。
しかし、膨大な量の穀物が廃棄されているとは聞きません。
肉食を含めた穀物の必要量は、180kg/年・人よりも遥かに多いのでしょう。
 
人口は、まだ増え続けています。
肉食化による穀物飼料の消費量も、猛烈に増えています。
そこに、地球温暖化による食糧生産量の減少が始まると、何が起こるのか、
想像するだけで寒気がします。