死海が、瀕死の状態に陥っているそうです。

死海の湖面が、どんどん下がっており、2050年頃には干上がると予想されています。
死海の湖面の海抜は、-390mくらいだったようですが、現在は-430mまで下がり、毎年1mのペースで低下を続けているそうです。

死海の湖面低下は、唯一の流入河川であるヨルダン川の上流部で取水するようになったためと考えられています。

当blogでも、アラル海の消滅に触れたことがありますが、今後は、湖の消滅だけでなく、河川の取水等、水に関わる国際紛争が激しくなっていく可能性があります。
アジアでも、メコン川やインダス川等、上流部での大量取水や治水の不備による水害が問題になっています。
地球温暖化や食生活の変化により、食糧生産が厳しさを増していくことが予想され、水の価値は急激に高まっていくでしょう。
水に関わる国際紛争を力によって解決しようとする勢力が台頭しないことを、願っています。