サクラ開花予想において、「休眠打破」という単語がしばしば使われます。

「『休眠打破』が上手く働かず、サクラの開花が遅れる」といった説明に使われます。

サクラは、冬場の低温に晒されると、花芽が育ち始めます。

これを『休眠打破』と呼びます。

冬場が高温の年は花芽の成長開始が遅れるので、サクラの開花も遅れるのです。

 

「ちょっと待ったぁ!」

「なぁに? ヒケじい」

「暖冬の翌年はサクラが開花しないなら分かるが、あったかい春になってから何日か遅れるだけで開花するのは、なんでかのぉ?」

 

ヒケじいの言うように、寒さを経験していないだけなら、寒さを経験するまで開花はしないはずです。

例えば、「2月に零下に下がらなかったから開花しない」なら分かるのですが、
「零下に下がらなかったから3~4月の暖かい日が長く続かないと開花しない」は変です。

『零下に下がらなかった』、あるいは『10℃以下の日が少なかった』のに、15℃とか20℃の日が代用されて開花するというのは、『休眠打破』の説明としては不自然です。

 

サクラの『休眠打破』は、もう少し違う仕組みが働いているように思います。

その辺りは、次回に考えてみましょう。