当ブログの主題は、温暖化に備えることです。
ですので、JAMSTECでの興味も、気象に関わる展示が主になります。

最も話が弾んだのは、メタンガスの温室効果です。

メタンガスの温室効果は、二酸化炭素の20~30倍と言われており、二酸化炭素に次ぐ
温室効果ガスとして注目を集めています。
このメタンガスの影響をシミュレーションしている研究者とお話しさせて頂きました。
パリ協定など、メタンガスの影響調査の重要性が高まり、現地調査とシミュレーション部門がタッグを組んで取り組んでいるそうです。


気象M高度化研究P

ところで、このお話を聞いている時に、ある国の旧国名が出てきたので、驚きました。
もし、その方が当ブログに気付かれたなら、この話題に赤面されるかもしれません。

もしくは、私の容貌が旧国名をイメージさせたのでしょうか。




閑話休題

ここで最も知りたかったのが、演算桁数がシミュレーション結果に及ぼす影響でした。
メタンガスを含む温室効果ガスの影響をシミュレーションする上で、演算精度について
聞いたところ、演算桁数の影響より、環境モデルの精度や不足の方が結果に影響するとの
ことでした。


シベリアで、永久凍土からのメタン放出を調査されている方も加わり、
「ぬかるんでいるので、一人では足が抜けなくなったら怖くて調査できない」とか、
「マンモスの肉を食べたことはあるか?」でも盛り上がりました。

映像で、永久凍土の中の池塘から採取したガスにメタンが含まれていることを明示的に
示すため、ビニール袋に溜めたガスに火を付けるシーンがあった。
でも、その火の付け方が、適当と言いますか、ビニール袋の隅をハサミでちょいと切り、
蝋燭に火を付けるごとくライターで火を付けるのです。
でも、その炎は蝋燭とは比べ物にならないほど大きいのです。
「もっと安全な火の付け方をすると思っていました」とシミュレーションを担当する研究者と共に驚きました。


ここが、私が最も長居した場所となりました。