メディアの問題点

 

メディアは、いくつの問題点を抱えているように思います。

列記してみましょう。

 

能力

・情報を読み解く力が不足している。

・知識が不足している。

 

方向性

・営利判断が方向性を決めてしまう。

・個人的な関心で取材対象や方向性を決めている。

 

態度

・国民を代表していると思い込んでいる。

・無知な人々を導きたいと思っている。

 

 これらは、原則として、報道メディアについて、外部から見た印象をまとめたものです。

反論もあるでしょうが、まず私の説明をみて戴き、その上で考えてもらいたいと思います。

 

 


まずは、能力です。

報道部門では、ある程度の専門化が為されているとは思います。

しかしながら、専門性はそれほど高くはないようです。

むしろ、一般人との差はなく、理系の私から見ると無知と言いたくなる場合もあります。


当ブログや旧・風の谷の生活でも触れたものとして、『メルトダウン』や『メタセンター』があります。

メルトダウン』は、事故から2ヶ月も経過した頃から使われ始めたのです。
メルトダウン』を知っていれば、冷却できなくなっていることを知った時点で、報道していたはずです。(※私の日記には、3月12日にはメルトダウンがでてきています)
それが、メルトダウンを耳にした途端、その意味を全炉心溶融と勝手に決めつけ、当局を
追及する材料としました。

メルトダウンの本来の意味は、炉心溶融全般を指す言葉でした。
ですから、メディアから「メルトダウンしたことを認めよ」と追及された時、既に炉心溶融を認めていた当局の担当者が戸惑っている様子が見られました。
メディア側は全炉心溶融の意味でメルトダウンを使ったから、炉心溶融全般を指すと思っていた当局側は戸惑ったのです。

メタセンター』に至っては、最後まで知らないままだったようです。
セウォル号事故において復元力関連の記事を700件以上も書きながら、大切なキーワードである『メタセンター』をただの一度も使いませんでした。

また、原発関連記事で、三相交流の『三相』を『三層』と誤記して、訂正もしていません。

メルトダウン』や『メタセンター』とは違い、『三相交流』は一般常識の範疇ですが、
それさえ間違いに気付きもしないのですから、かなりレベルは低いと言わざるを得ません。

 

メディアは、二言目には「情報がない」と言いますが、違います。

メディア側に読み解く力がないだけで、必要な情報は提供されているのです。

例えば、セウォル号事故では、航跡記録から二回の急旋回があったと報道されました。

この報道の情報だけで、私は急旋回は一回だけだったと見抜いたのです。

(下は、事故の3日後のメディア発表に、私が予想される航跡(破線)を追記)



(下は、上を「旧・風の谷の生活」に掲載した3日後、メディアが訂正した実際の航跡図)



メディアは、多くの情報に触れる機会があります。それを取捨選択して、報道するのです。

私は、絞り込まれた情報にしか触れることはできません。その絞り込まれた情報だけで、
急旋回は一回だけと見抜けたのです。それも、物理法則だけで判断できました。
私は、船舶関係者ではありませんが、それでも分かるレベルの内容だったのです。

つまり、「情報が無い」ではなく、メディアには情報を読み解く力が無いだけなのです。

メディアは、知識に加え、情報を読み解く能力もまるで足りないのです。


(『マスメディアの功罪 2』に続く)