近未来の交通システムは、どうあるべきなのでしょうか。
前回は、主に人の移動を考えてみました。
今回は、貨物の移動を考えてみたいと思います。
 
貨物の移動の内、個人の貨物の移動システムは、割合簡単です。
近距離はトラック、中・超距離は船と鉄道に徹底するだけです。
まあ、トラック業界は猛烈に反対するでしょうね。
 
これに対して、産業用の貨物輸送は、複雑です。
 
例えば、住宅建築では、建機以外でも、基礎用のコンクリート、砂利、鉄筋、骨組みになる柱、梁、壁材、瓦・・・・
外観ができても、キッチン、バスタブ、洗面台、トイレ・・・!!
種類も量も、大変なことになります。
これを毎回、毎回、運ぶのは問題です。
対策としては、既に実用化しているユニットハウスに移行していくことでしょうか。
ですが、ユニットハウスと言っても、組み終わった後の内装工事の工期が長く、人の移動と物の移動も終わりません。
環境負荷を考えると、まだまだ、ユニットハウスも改良の余地があるようです。
現場で組み終わった後の工事を、ユニットハウスの工場内できるように、改良するのです。
 
他の産業も、交通システムの環境負荷の観点で一つ一つ検証していくと、改善の余地が山のように出てくると思います。
 
 
最後に、こんな航空機を紹介しておきましょうか。
効率よく、重量物を高速で運ぶことが期待される新しいタイプの機体です。
(実際には、旧ソ連時代に研究されていた古いアイデアです)
 
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