地球温暖化の要因の大半は、化石燃料の利用が原因です。
地球温暖化防止には、化石燃料の使用量を減らさない事には始まりません。
 
化石燃料の三分の一は、交通関係で使用されているそうです。
交通関係で消費する化石燃料を減らすには、個々の改革と総合的な改革が必要です。
総合的とは、例えば長距離輸送をトラックから鉄道とフェリーにするような改革です。
ただ、既得権益の問題で、ほとんど進まないでしょうが・・・
 
 
さて、本題ですが、
個々の交通手段の内、最も身近な交通手段が自家用車です。
動力装置毎の効率を計算するために、100kmを走行するために必要なエネルギーを計算してみました。
 
HV代表のプリウス(3代目)のJC08は、32.6km/lです。
これを基に、100km走行時のエネルギーを計算すると、約106MJです。
一方、FCVは1㎥で10km走るそうです。
100kmでは10㎥が必要ですが、その時のエネルギーは約106MJです。
偶然ですが、走行に必要なエネルギーは、プリウスとFCVはほぼ同等のようです。
 
EV代表のリーフ(初代)のJC08は、114Wh/kmです。
100kmを走行するには、11.4kWhが必要です。
ジュールに変換すると、約41MJとなります。
流石に、充電池の放電ロスとモーター効率だけしかロスがないので、高効率です。
 
 
環境への影響を考える上で、それぞれのエネルギーを供給するためにどれくらいの
化石燃料を使用しているかが問題になります。
ガソリンは、精製や輸送などで、約1.1倍程度の化石燃料が必要だそうです。
燃費に換算すると、29km/lくらいです。
EVに必要な電力は、80%以上を化石燃料に頼っています。
これに送電ロスも含めると、燃費換算で38km/lくらいです。
 
残念ながら、FCVの燃料の水素は、精製に必要なエネルギーは分かりませんでした。
今後、化石燃料を制限し、かつメタンハイドレートの開発も止めた時、EVかFCVを選択するしかありません。
その判断のベースを、私は見失っています。