サクラは、寒さを感じないと咲かない事から、前回は落葉と開花の関係を調べてみました。
落葉が開花のスイッチと見做し、落葉と開花の関係を調べたのです。

在住地域の落葉から、サクラ(ソメイヨシノ)の落葉は13℃くらいと見積もり、
東京の落葉時期と開花日との関係をグラフにしてみました。
その結果、あまり相関があるようには見えず、相関係数も-0.244でした。
東京のデータでは、落葉時期が遅いほど、開花時期は早くなるようには見えました。

そこで、前回は札幌の落葉時期と開花日との関係をグラフにしてみましたが、
まったく相関があるようには見えません。
相関係数は、0.0045でした。

今回は、念のため鹿児島も確認してみることにしました。
鹿児島の場合について調べ、グラフにしてみました。


落葉と開花の関係グラフ(鹿児島)



まったく相関があるようには見えません。
相関係数は、0.0573でした。

落葉時期と開花時期には、直接的な関係は無いと断言できそうです。

一方で、3地点のデータには、違いと共通点がありました。
鹿児島はソメイヨシノが開花するギリギリの高温環境ですし、札幌は低温側の限界に近いところにあります。
両者の差に、中庸を」いく東京のデータを比べれば、新しい発見もありそうです。

次回は、その辺りについて考察しようと思います。