太陽活動は、2030年代には現在より60%も低下し、地球はミニ氷河期に入る。

英国のノーザンブリア大学が開発した太陽の活動周期の新しい数学モデルによるものです。
(リンク⇒https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/221745

 


太陽活動は、11年周期で変化することが知られています。
この11年間の太陽活動の変化量は、0.1%ほどです。
過去には、マウンダー極小期と呼ばれる太陽活動が低下した時期がありました。
この時にどの程度まで太陽活動が低下したのか私は存じませんが、おそらくは1%よりずっと小さな変化だったと思います。
現状より60%も少ない日射量は、火星軌道付近に相当します。
実際に起きればミニ氷河期ではなく、全球凍結になってしまうレベルです。

論文を翻訳する際の問題かもしれませんが、
60%も減少するのは太陽活動そのものではないことは確かです。

黒点数で60%減少なのかなと思いますが、逆に変化が小さ過ぎます。

まあ、タブロイド紙に文句を言っても始まりません。

 


そのタブロイド紙で、立命館大環太平洋文明研究センターの高橋学教授(災害リスクマネジメント)は、こんなことまで言っています。
「(前略)寒冷化に向かう現象はいくつもみられ、学者の間では、地球温暖化について、懐疑的な見方が広がっています。地球温暖化は原発推進の格好の口実ですから、寒冷化の現実が隠されている面もあるのです」

この方は、何も見えていないのでしょうか。
つい先日も、「2017年は2016年に次ぐ、過去2番目の暑さだった」と報告されています。
温暖化は、かなり進んでしまっているのです。
更に言うなら、問題の元凶は、化石燃料の使いすぎであって、地球温暖化は弊害の一つに過ぎないのです。
温暖化していようと、寒冷化していようと、人類がやるべきことは変わらないのです。
つまり、化石燃料の使用を可能な限り減らすべきなのです。

 

考えようによっては、寒冷化はありがたいくらいです。

マウンダー極小期は、1.5の気温低下がったそうです。

温暖化では、今世紀末までに2〜4も気温の上昇がみこまれているのです。

計算通りにはいかないでしょうが、寒冷化が起きるのなら温暖化が緩和されることになります。


ちなみに、過去100年間で、東京は2℃以上も気温が高くなっています。

都市化の影響がない潮岬でも1℃以上も気温が高くなっています。
気象庁のデータベースをちょっと調べれば、これくらいのことは分かります。
そんなことも調べずに、感覚的に夏が暑くなかったとか、雪が多いとかで、温暖化に懐疑的になっていないのかなと、心配になってしまいます。


ところで、世の中では、『反原発が正義』と考える方が多いようにみえます。
何かを主張する際、『反原発』を抱き合わせることで正当化しようとしますが、本当の知識人であるなら、『反原発』と絡めずに堂々と発言すべきかと思います。
『反原発』と抱き合わせる方の意見は、中身が薄いことが見え見えなのですから。