火力発電(原子力発電ではない!)を太陽光発電に置き換える場合、
どれくらいの広さ太陽光発電所が必要だと思いますか?
 
日本で1年間に消費される電力量は、約1兆kWhです。
1兆kWhを、原子力、火力、水力等を用いて発電します。
その内、火力発電所で発電される量は、震災前は約6200億kWhでした。
これが、震災後の2012年は、約8300億kWhに増加しています。
理由は御存じの通り、原発を止めたからです。
原発を止めたまま火力発電所も止める場合は、
8300億kWhをカバーしなければならないということです。
 
8300億kWhを太陽光発電で賄うために必要な面積は、どれくらいでしょうか。
 
太陽光発電は、年間通しての平均発電量は、定格の8分の1と言われています。
まず、夜間は発電できません。曇天もダメです。
朝夕の太陽が低い時間帯も、ほとんど発電できません。
太陽高度を考慮すると、晴天でも、昼間の平均発電力は定格の70%程度です。
これらをすべて計算に入れると、定格の8分の1程度になるのです。
実際、年間の日照時間は、約1600時間です。
年間は、約8800時間なので、5分の1しか太陽は出ていないのです。
これに太陽高度を考慮(70%になる)すると、だいたい8分の1だとわかります。
 
太陽光発電パネルの発電電力の定格は、150W/m2 くらいです。
緯度(関東地方を想定)を計算に入れると、120W/m2 くらいになります。
 150W/m2 × cos(緯度=35°)≒ 120W/m2
 
これの8分の1ですから、年間平均の発電力は25W/m2 くらいでしょう。
 120W/m2 ÷ 8 = 25W/m2
 
年間8800時間とすると、約220kWh/m2・年 です。
 25W/m2 × 8800時間 ÷ 1000 = 220kWh/m2
 
8300億kWhを発電するために必要な面積は、約3800km2 です。
 8300億kWh ÷ 220kWh/m2 ÷ 1000000 ≒ 3800km2
 
これは、国土の1%程度に当たります。
凄い数字ですが、これ自体は不可能ではなさそうです。
ただ、増やす余地があるのかと問われると、厳しいと答えるしかないでしょう。
そして、もう一つの問題は、蓄電です。
これを考えると、不可能と言うしかなくなります。
 
続きは、次回に!