風力発電に適している立地は、風通しの良い場所に決まってますよね。
陸上では、山や大きな建造物等の障害物があるので、風が弱まります。
「それなら洋上に風力発電所を作ろう」となりますよね。
でも、風力発電所を作るのに適した浅い海は、多くありません。
深い海では、海底に基礎を築き、洋上の風力発電設備を支えることは、
技術的にも費用的にも、困難です。
そこで、浮体構造の上に風力発電所を建設する案が浮上してきます。
 
浮体構造の洋上風力発電所には、どんな問題があるでしょうか。
まず、波浪に耐える必要があります。
また、潮流に流されてはいけません。
そのためには、どんな構造が適しているでしょうか。
 
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上の絵は、一つの案です。
波浪の影響を減らす方法の一つは、水面付近の浮力を減らすことです。
上の案では、深い位置まで浮体を沈め、水面付近の浮力の割合を抑えています。
この構造では、メタセントリック高が低くなるので、復元力が小さくなります。
安定させるためには、重心を浮心よりも低い位置にしなければなりません。
重心を下げる方法として、浮体を繋ぎとめるアンカーチェーンの重さを利用します。
これで、必要な条件を満たすことができます。
ただ、この方法でも、水深は数100m程度が限界でしょう。
また、風を受けると傾きやすい欠点もあります。
これらについても、改善したいところです。
 
いずれ、誰かが優れたアイデアを発表し、運が良ければ実用化するでしょう。
どんなアイデアが出てくるか、楽しみでもあります。
 
期待して待ちたいと思います。