原発再稼働派の私ですが、原発新規建設には必ずしも賛成していません。
と言うのも、核廃棄物の最終処分場は、このままでは原発敷地内になってしまいます。
新規に原発を建設する事は、新しい最終処分場を増やす事に繋がりかねないと考えているのです。
 
では、原発後のベース電源はどうするのか?
その答が、核融合発電です。
核融合発電も、遮蔽材の放射能化が問題ですが、廃棄物の量も程度も楽になります。
最終的には、完全にクリーンな核融合が可能になると考えられています。
その核融合の実用化に向けた新しい武器が、一つ見つかったようです。
 
自然科学研究機構・核融合科学研究所と九州大学応用力学研究所は、プラズマの磁気面が破壊された状態がプラズマの流れをせき止めてしまうブレーキ現象を、核融研の大型ヘリカル装置(LHD)による実験で観測し、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表しています。

プラズマの流れの構造を高精度で計測する手法と、磁気面の壊れを検証する解析法を使い、LHDで磁気面が破壊した時のプラズマの流れを同時計測したそうです。
磁場のねじれを弱くすると、プラズマの磁気面が破壊する現象が起きることは理論上で分かっていましたが、前述の計測では、予想を5倍以上も上回る流れのせき止めが起こり、流れがほとんど止まるブレーキ現象を突き止めました。
プラズマの温度が上がると乱れが生じ、周囲をかき混ぜて温度を下げてしまうのですが、乱れが発達して流れが発生すると、乱れによる渦をすりつぶす働きがあり、温度が高くなります。
 
ローソン条件が核融合のカギですが、プラズマの流れをコントロールできれば、ローソン条件を超えるための武器になるはずです。