昨日の水力発電用ダムによる野生生物の危機では、肝心なことを書くことを忘れていたので、改めて書くことにします。
昨日、水力発電所の問題の一つを書きました。
それ以外にも、ダムには、長期で見ると別の問題もあります。
それは、土砂の流入による寿命です。
自然の湖でも寿命があります。諏訪湖は、残り寿命が短い湖の一つでしょう。上高地の大正池も、寿命が尽きつつあります。
同じように、人造湖も寿命があります。上流や河岸の地質によって、ダム毎に寿命が異なりますが、既に寿命が尽きかけている人造湖もあります。
水力発電に付き物のダムと人造湖ですが、環境に優しいとは言い切れません。
では、地熱発電所はどうでしょうか。
地熱発電所も、地下水脈への有害物質による汚染や周辺大気への影響等があります。
また、利用可能な地熱には寿命があるので、発電電力量には限界があります。
風力発電は、騒音の問題がクローズアップされることが多いようですが、それ以外にも環境負荷が無いわけではありません。それは、洋上風力発電所でも同じです。
太陽光発電も、環境負荷が無いわけではありません。
最も気になるのは、除草剤の使用です。
また、再生可能エネルギ買い取り期間終了時の施設の処分も、気になるところです。
人間が活動すれば、必ず環境への影響があります。
発電においても、それは変わりません。
発電方式 発電力 環境負荷 発電量制御
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水力発電 中 中 可
地熱発電 中 中 可
風力発電 小 小 不可
太陽光発電 小 小 不可
原子力発電 大 大 可
火力発電 大 特大 可
こう考えると、止めるべきは火力発電であり、それ以外は特性を考えてバランスを取ることが大切です。
感情論で反原発を唱えるのは、中世の魔女狩りの精神と同レベルだと思います。
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