気象庁では1953年から、全国51地点のカエデ(標本木)について、大部分の葉が赤くなった日を「紅葉日」として観測しています。
 
京都の「紅葉日」は1980年代から遅れ始め、2006年以降は12月です。
最も遅かったのは、2011年の12月14日。
最も早かったのは、1976年の11月10日。
50年で15日ほど遅くなっているそうです。

他の地域においても、「紅葉日」が遅くなる傾向が見られます。
最も早い紅葉日は、51ヶ所中37ヶ所が1970年代以前に記録されています。
最も遅い紅葉日は、51ヶ所中34ヶ所が2000年以降に記録されています。
長崎市や佐賀市では、紅葉日が年を越して翌年1月となったことさえあります。

紅葉日は、全国的に毎年0.3日のペースで遅くなっているそうです。
観測地点の10~11月の平均気温は毎年0.03度すつ上昇しているので、これが影響しているそうです。



色々な形で、温暖化が実感できるようになってきています。
やはり、対策を急ぐべきでしょう。