工場や発電所から出る二酸化炭素を地中に閉じ込めるCCS(二酸化炭素回収・貯留)
について、環境省と経産省が2020年頃の実用化に向けて動いています
 
CCSは、工場などの排ガスを溶剤に通すなどしてCO2を分離・回収し、
地中深くに閉じ込める仕組みです。
海外ではノルウェーなどで事業化されています。
日本の計画では、海底下の地層内にCO2を封じ込める事を検討しています。
 
 
既に、2012年度から北海道の出光興産・北海道製油所に専用設備を設け、
大規模実証事業を進められています。
また、今年7月には、民間35社が出資する「日本CCS調査」に委託して、
関連設備の建設にも着手しています。
そして、今秋には「日本CCS調査」にて日本近海の海底下の構造を把握する調査に着手する予定です。
この調査では、既存の地質データの分析で日本近海の10か所程度の候補を選定。船から振動を発して海底下の構造を調べる「弾性波探査」等で、更に3カ所程度に
有望地を絞り込み、実際に海底下の地層を詳しく調べる掘削調査を行う計画です。

また、CCS技術の高度化に向けた技術開発も同時並行で進めることになっています。
現在、CCSを実施するには多額の費用が掛かることなどが課題となっていて、
技術開発を進めることで課題を克服して実用化にめどをつけたい考えです。

地球温暖化対策が課題となる中で、温室効果ガスを大幅に削減する手段の1つとしてCCSへの注目が世界的に高まっている。日本国内では約1460億トンのCO2を貯留できる余地があるという試算も存在するという。

因みに、日本が排出する二酸化炭素は、2012年度は13億4100万トン。
CCSが完全に実用化した場合、単純計算で100年分の二酸化炭素を地中処分
できます。
 
パッと見には、二酸化炭素も放射性物質同様、地層処分することになるのですね。