政府は、2030年の温室効果ガス削減目標を、2013年比で26%削減することを目標に掲げています。
これに対し、削減目標達成のベースの一つである原発再稼動について、一部のマスコミでは、「脱原発に舵を切るべき」と主張しています。
2030年の電源構成では、20~22%の電力を原発で賄う事を想定しています。
マスコミは、これにケチをつけているのです。
同時に、「欧州の削減目標より低い水準だ」と温室効果ガス削減目標自体にも文句を言っていますが、どのような対策で脱原発と今以上の温室効果ガス削減を達成するのかについては、一切の言及がありませんでした。
実に無責任なコメントに、私は呆れています。

今、日本が(あるいは人類が)やらなければならないのは、『脱原発』ではなく、『脱化石燃料』なのです。
原発事故のリスクより、温室効果ガスを垂れ流したために近未来に引き起こされる様々な環境破壊の方が、はるかに重大なリスクだということに、多くの人が気づかなければなりません。
私がblogで喚いたところで、事の重大さは精々数百人にしか届きませんが、マスコミなら数百万人に届けることができます。
それなのに・・・


人類は、地球が処理できる二酸化炭素の二倍以上の量を排出しています。
日本人は、一人当たりでは、世界の平均の二倍の量を排出しています。
このことから、日本の温室効果ガス削減目標は、2013年比で26%分を削減するのではなく、2013年の26%まで削減することを目標にしなければなりません。
そのための方策を考え、実行していくことが、『地球』から求められているのです。