オランダのワーヘニンゲン大学のローレンス・ポーター教授らの研究によると、
農業や牧畜のために伐採され、再生中の熱帯雨林は、急激に成長するだけでなく、
古い森林よりもはるかに多くのCO₂を吸収することが明らかになったそうです。
 
研究チームは、南米の45か所にある1500の森林の再生を分析した結果、
古い森林と比べて再生中の熱帯雨林は、
20年間では、単位面積当たり11倍のCO₂を吸収した事がわかりました。
森林が最も速く成長するのは、
降雨量が多く、年間を通して水が存在する地域でした。
土壌の肥沃さや周囲の環境は、降雨量ほど重要ではないことがわかりました。
 
 
実は、熱帯雨林の土壌は痩せていて、強い雨に晒されて表土を失いやすく、
意外にも早く砂漠化します。
今回の研究対象は農地から再生でしたので、
表土を失う前の状態からの再生だったと考えられます。
なので、降雨量が最も重要なファクターとなったのでしょう。
ですが、
今後の森林再生を考える上で、大事な知見の一つになると思います。
また、研究チームが言うように、保護地区を決める際の情報にもなるでしょう。