ボーフォート海(北極海の一部)で、波浪が激しくなっているそうです。
 
海の波(津波は除く)は、風の強さと風に吹かれる距離で決まります。
ですから、
海氷で覆われた海域では、波はほとんど発生しません。
昔の北極海は、夏でも大部分が海氷に覆われていたので、
波浪はほとんどありませんでした。
 
ところが、
地球温暖化の影響を受けて、北極海の海氷は急速に薄くなり、
近年では、
ボーフォート海の開水域(海氷が無い海域)は1000kmにもなるそうです。
 
 
2012年に同海域に波高計が設置され、
その年の9月18日には、波高5mを観測しました。
 
風速15m/sで波高5mになるには、開水域が1000km必要です。
風速が50m/sでも、開水域が20kmなければ波高5mになりません。
高い波高は、
北極海には、かなり広い開水域が広がっている証拠なのです。
 
温暖化は、ここでも深刻になっていることが分かります。