バイオ燃料の生産効率について調べていて、こんな資料に行きつきました。
 
静岡大学の松田智准教授が公開されている資料のようです。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ilcaj/2007/0/2007_0_85/_pdf

資料の中にもありますが、米国産のトウモロコシでみると、栽培や流通などに投じたエネルギーとバイオ燃料から取り出せるエネルギは、ほぼイコールです。
もちろん、サトウキビからバイオ燃料を取り出す場合は、投じたエネルギの3~7倍のエネルギを取り出せますが・・・
 
 
この数字を見ると、農産物の生産には、莫大なエネルギが必要なことが分かります。
熱量が多いトウモロコシでも、投じたエネルギと同量のエネルギしか得られません。
熱量の小さな野菜類は、大量のエネルギを投じても、少しの野菜しか採れないのです。
「豊葦原中津谷」では、できるだけ化石燃料を使わない農業を狙っていますが、本当にできるのか、心配になります。