当blogでは、これまでも、地球温暖化が進むと台風が弱くなると述べてきました。
 
御存じの通り、世間では温暖化と共に「スーパー台風」という名の巨大台風が増えると言われているにもかかわらず、なんと、私は、地球温暖化で台風は弱くなると言い続けているのです。
私が「台風は弱くなる」言い張る根拠の一つは、過去の台風が徐々に弱くなってきている統計データです。
特に、名前が付くような巨大台風は、過去50年間、一度も日本に上陸していません。
 
今回、温暖化とともに台風が弱くなる根拠を、もう一つ揚げておくことにしました。
 
まず、本当に「地球は温暖化している」のかです。
 
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上のグラフは、観測開始からの気温の変化を、潮岬と東京について調べたものです。
一目瞭然!
説明の必要はないでしょう。
明らかに、気温は上昇傾向にあります。
 
次は、先日もお見せした相対湿度の変遷です。
 
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気温の上昇とは逆に、湿度は低下傾向にあります。
さて、湿度は、飽和水蒸気圧に対する水蒸気圧の比率ですから、水蒸気圧が増えていても、気温の上昇が早ければ湿度は下がることもあります。
ですので、気温を加味して、水蒸気圧の変化を調べてみました。
 
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潮岬は、僅かに低下傾向を示していますが、水蒸気圧に大きな変化はありません。
これに対し、東京の水蒸気圧は、もう少し明確な低下傾向にあることが分かります。
 
台風は、豊富な水蒸気がもたらす膨大な潜熱をエネルギー源にしています。
台風のエネルギー源である水蒸気は、地球温暖化によって少しずつ減少する傾向であることが分かります。
これらのデータは、日本付近の傾向でしかありませんが、少なくとも「気温が上昇すれば水蒸気量が増える」ような単純なものではなさそうです。
 
気温が上昇すると水蒸気圧が下がっていく理由は、私にはさっぱりわかりません。
今後は、その辺りにメスを入れられればと思います。
 
現時点では、「地球温暖化が進んでも、台風は強くなるとは限らない」ということ。
そして、「地球温暖化による気候の変化は、単純ではない」ということでしょう。