2015年と2016年、千葉県習志野市の指定自然保護地区「ほたる野」で、
通常、熱帯以外では咲かないはずのサトイモの花が開花しました。
サトイモは、長さ20~25cm程の細長い花が、茎から伸びます。
ちなみに、花からは実はならないとか・・・

サトイモの原産地はアジアの熱帯地域で、
千葉県内での開花は、過去20年間でも数件しかないそうです。
今年の猛暑が原因と思われているそうです。
 
 
と言うわけで、習志野市に近い千葉市の過去の気温の変化を調べてみました。
千葉市は、1966年4月から気象データが残っています。
それから調べた過去50年間の7月と8月の月間平均気温は、
7月:25.0℃、 8月:26.6℃、 でした。
 
これに対して、2015年と2016年の7月と8月の月間平均気温は、
2015年 7月:26.3℃、 8月:26.8℃
2016年 7月:25.4℃、 8月:27.3℃
でした。
かなり気温が高いことが分かります。
 
温暖化の傾向も調べてみました。
その結果、7月は100年で4.7℃のペース、        
        8月は100年で3.6℃のペースで気温が上昇しています。
年間でも100年で3.7℃のペースで気温が上昇しています。
 
仮に、今年と同じ気温でサトイモの花が咲くのなら、
2029年以降は、ほぼ毎年のようにサトイモの花が咲くようになります。