以前に、二酸化炭素濃度は地表付近で高いことは、示しています。
以下は、神奈川県が二酸化炭素濃度の鉛直分布を調査した際のグラフです。
 
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高度1000m付近から、急激にCO₂濃度が上昇していることが分かります。
なので、高度1000m付近から下層の大気は、温暖化の影響が大きいのかと思い、
標高の高さと気温の上昇率の関係を調べてみました。
 
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長期の気温計測が行われている高所は少なく、ようやく5ヶ所を見つけました。
比較対象として、海に囲まれ、都市化の影響が少ない場所を13ヶ所を選びました。
比較した結果、若干、標高が高い場所は温暖化のペースが遅いようにみえますが、
顕著な差はないことが分かりました。
 
今回使用したデータは、地表からの高度ではないので、温暖化と高度の関係について結論を出せません。
新たなデータが見つかるまで、本件は保留にすることにします。