1980~1990年代に顕著だった世界平均気温の上昇は、2000年代は緩やかになっていました。ですが、2014年から観測史上最高の記録を更新するなど、再び上昇傾向が顕著になりつつあるようです。
日本は、昨夏も今夏も、それほど猛暑ではありませんでしたが、世界全体で見れば、非常に深刻な状況が、ここ数年は続いているのです。
世界平均気温の最高記録は、1月から12月までの全てを2015年と2016年に記録しています。
最高気温のワースト3は、2月の3位を除くと、全て2014年以降に記録しています。
(データは2018年4月まで)
2017年の気温は、1981~2010年の平均からの差は、以下のようになっています。
 
  1月 +0.39℃
  2月 +0.46℃
  3月 +0.48℃
  4月 +0.39℃
  5月 +0.36℃
  6月 +0.36℃
  7月 +0.41℃
  8月 +0.39℃
  9月 +0.35℃
 10月 +0.30℃
 11月 +0.30℃
 12月 +0.28℃
 
次の地図は、今年5月の世界の気温の平年比です。
 
気象庁HP(1)
 
http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/climfig/?tm=monthly&el=TanmMIn


日本付近は平年程度ですが、欧州や北米は平年より暑い地域が多いことが分かります。 

仮に、平年比が高くないからと言って、温暖化が進んでないわけではないのです。
次の地図は、昨年12月の世界の気温の平年比です。
 
気象庁HP(2)
 
明らかに北極圏周辺で、異常高温が起きていたことが分かります。
確かに、北米の大西洋側は低温ですが、全体では高温だったことが分かります。
これは、統計上のマジックです。
過去に、極端な高温があれば、平年より暑くても、最高記録は更新されません。
単純に、「過去最高」に踊らされてはいけないのです。
また、自分が住んでいる場所が暑くなくても、地球全体としては温暖化が進んでいるのです。
 
広い視野で、温暖化を捉えていかなければならないということです。