以前から、地球温暖化は症状の一つでしかないことを書いてきました。
 
本当の問題は、化石燃料の大量消費によるCO₂排出だ! と
 
大気中に留まったCO₂が引き起こすのが、地球温暖化です。
ですが、それは排出したCO₂の三分の一が引き起こしているにすぎません。
排出したCO₂の三分の一は、海水に溶け込みます。
この海水に溶けたCO₂が引き起こす問題の一つが、明らかになってきました。
(残る三分の一は、植物に取り込まれる)
 

マクニール氏とトリスタン・サッセ氏の研究チームは、CO₂排出が最悪事態のシナリオを辿った場合について、推算しました。
それによると、南氷洋、太平洋、北大西洋等のCO₂高濃度汚染海域に生息する魚や他の海洋生物は、今世紀中期までに高炭酸ガス血症を発症する可能性があるそうです。
その結果、漁業に深刻な影響を与える恐れがあると研究チームは警告しています。
 
 
研究チームがどのような水深について推算を行ったのか、分かりません。
ですが、一般に深海の方が酸素濃度が低いとされており、表層水の深海への貫入も観測されているので、研究のような高炭酸ガス血症は、深海魚で早く進むことが考えられます。
深海魚についての人類の知見は少なく、生態はもちろん、生息数の推移はデータがありません。
 
もしかすると、既に深海魚の大量絶滅が始まっているのかもしれません
 
現状では、私たちがその異変に気付く事は難しく、気付いた時には取り返しのつかないことになっているのかもしれませんね。