理系人は、事柄を理解する時には、理屈から入ります。
文系人は、理科系の事柄であっても、言葉から入ります。
つまり、理系人は事柄を理解し、文系人は事柄を記憶するのです。
 
優れた文系人は、記憶を整理し、まるで辞書のように活用します。
優れた理系人は、物事の本質を直感的に見抜きます。
 
どうやら、文系人には、この直観的な部分が理系人のセンスと認識し難いようです。
文系人の理解では、「理系人は論理的な思考をする」はずなので、
直観力とは相容れないのです。
でも、直観的と言っても、理系人の頭の中では方程式を解く如く論理的なのです。
ただ、論理より先に瞬間的に答が出てしまうので、直観的に見えるのです。
 
私が周りを見渡したところ、このセンスを持っているのは1割も居ないようです。
理系のセンスは、才能と呼んでも差し支えない価値があるはずです。
 
 
私は、ゴリゴリの理系人です。
優秀ではなくとも、理系センスはあると思います。
でも、悔しいことに、文系人と討論すると、大概は言い負かされてしまいます。
 
話題が理系の話題であっても、
頭の良い文系人は、主題に関係しそうな副題を次々と繰り出してきます。
副題を主題と繋げて理解しようとしている間に、次の副題を突き付けられます。
 
言葉で記憶し整理された辞書から連射されると、一つ一つを理解しようとする
理系人は追い付けなくなるのです。
副題の理解が追い付かない内に次の副題が出され、もうお手上げです。
知らない言葉を連射された理系人(私)は、敢え無く敗退してしまうのです。
 
後で副題の理解が追い付くと、副題のほとんどは主題と関係ないことがわかり、
悔しさが倍増するのです。
 
 
まあ、心の中は、こんな感じになっているわけで・・・   ハイ!