今月は、西側各国の為政者が中国の真似を始めた歴史的な時なのかもしれない。


カナダで、ファーウェーの副会長が逮捕された。
今後の通信規格の主導権争いが裏にあるとも伝えられている。
似たような事件は、日本でもあった。
日産のゴーン前会長の逮捕だ。
スケールは小さいが、日産とルノーの主導権争いが背景にあるとされる。

ファーウェー副会長の逮捕は、人権問題で中国を批判してきたアメリカからの要請だ。
アメリカにしては、フェアではないように見える。
このようなやり方は、中国の方が似合っている。


沖縄の辺野古沖埋め立てで、日本政府は土砂搬入を急いでいる。
急ぐ理由は、国と県の対話の前に、辺野古埋め立ての既成事実化とみられている。
これも、南沙諸島において埋め立てで人工島を作った中国のやり方に似ている。

昨年末から、国会に提出すべき資料の隠蔽や改竄が相次いでいる。
公文書の保管期間の短縮も決まった。これで、過去を検証することさえ難しくなった。
現在だけでなく、過去さえも政府批判させないようにしている。
これも中国政府のやり方に似ている。


体制が安定し、権力基盤が固まって、強権を持つ
中国政府のようなやり方をしたくなる
ようだ。
世界の為政者は、中国政府を羨ましく思っているらしい。