京都のベンチャー企業「BugMo(バグモ)」(共同代表:西本楓、松井祐典)が、50匹分のコオロギの粉末を1本に練り込んだ「バグモクリケットバー」(1本当たり200kcal)を発売しました。

共同代表の2人は、2017年末から養殖昆虫を使った商品開発に着手し、ミールワーム、ハエ、タガメなど数種を試しましたが、苦みが少ないコオロギを採用しました。それでも、苦みを抑えるため、米ぬかや菜種油の搾りかすを与え、加工直前には絶食させて体内のふんを抜くのだそうです。


以前にも紹介していますが、昆虫は牛や豚に比べて少ない飼料ですみます。
コオロギを材料にした「バグモクリケット」は、たんぱく質やオメガ3脂肪酸、ビタミンなど栄養素が豊富なのだそうです。
東大阪大短期大学部准教授(給食管理)の松井欣也氏は、「昆虫食は少量でも栄養価が高く、炭水化物に偏りがちな災害時の非常食に加えると有効」としています。
当然、温暖化で食糧不足になった際にも、有益な食糧生産手段になると思います。