昨年末に大腸癌が発覚し、今年1月に手術を受けた阪神の原口文仁選手は、6月4日に公式戦復帰出場を果たしました。

原口選手は、交流戦の初戦のロッテ戦で、9回1死三塁から代打で出場しました。
そして、見事にタイムリー・ツーベースを打ち、追加点を上げました。
この時、ロッテの鈴木大地選手は、原口選手が打ったボールを阪神ベンチに渡しました。
復帰後初安打の記念ボールとできるように、渡したのだそうです。
この粋な計らいが話題になっています。

原口選手が元気に復帰したことは、癌で闘病する方々へのプラスのメッセージになります。
今後も、選手生命の最後まで、元気にプレーを続けて欲しいと思います。



が、6日の対ロッテ最終戦では、井上選手へのデッドボールを切っ掛けに、両軍選手がグラウンドに飛び出して騒然となりました。このため、警告試合となってしまいました。
これもプロ野球と言えば、そうなのですが、二日前の復帰安打と美談が霞んでしまったようで、少し残念な気分です。